恐竜は謎が多い生物ですよね。
そんな謎が多く、ロマンあふれる恐竜は大人から子供まで大人気な生物です。
特にジュラシックパークを始め、恐竜が登場する映画では噛みつくシーンが印象的で、
「噛む力の強い恐竜って何がいるのだろう」
「恐竜以外に噛む力の強い生き物っているのかな」
という疑問を持った方がいるのではないでしょうか。
そんな方に向けて今回は
- 恐竜の噛む力ランキング
- 恐竜以外の噛む力が強い生物
について紹介します。
目次
恐竜の噛む力ランキングTOP6
恐竜の噛む力のランキングは以下の通りです。
順位 | 恐竜の名前 | 生息した時代 | 噛む力 |
1 | プリオサウルス | ジュラ紀後期 | 約15t |
2 | ティラノサウルス | 白亜紀末期 | 約8t |
3 | モササウルス | 白亜紀後期 | 約6t |
4 | タルボサウルス | 白亜紀 | 約4.5t |
5 | カルカロドントサウルス | 白亜紀前期 | 約1t |
6 | アロサウルス | ジュラ紀後期 | 約400kg |
1位から順番に解説していきます。
1位:プリオサウルス
プリオサウルスはジュラ紀後期(約1億5,500万 ~1億4,500万年前)に生息した恐竜です。
通称プレデターXと呼ばれている首長竜種になります。
プリオサウルスの噛む力は約15t、全長は約15m、体重は約45tとすべてが規格外を誇ります。
顔の大きさだけで大型トラックの並と考えれば、いかにプリオサウルスが大きいのか想像できるのではないでしょうか。
プリオサウルスは圧倒的な噛む力を利用して、非常に硬い殻を持つアンモナイトや同じ仲間である首長竜たちをも捕食していたとされます。
[st-kaiwa-280]15tなんて想像もつかない力強さですね![/st-kaiwa-280]
2位:ティラノサウルス
ティラノサウルスは白亜紀末期(約6,800万~約6,600万年前)に生息した恐竜です。
T-レックスとも言われており、誰もが一度は耳にしたことがある恐竜ではないでしょうか。
ティラノサウルスの名前には暴君という意味合いが含まれており、白亜紀末期にはまさに暴君のように君臨していた恐竜です。
引用:恐竜図鑑
ティラノサウルスの噛む力は約8t、体長は約13mと巨体です。
体重は約9tを誇り、かなりのパワーファイターでした。
ティラノサウルスは、カルカロドントサウルスやギガノトサウルスと引き合いに出されますが戦闘スタイルが全く異なります。
カルカロドントサウルスやギガノトサウルスは前足を活かしたテクニカルな戦闘をしますが、ティラノサウルスは噛む力を活かした一撃必殺を得意としたパワーファイターでした。
白亜紀後期~末期にかけては、トリケラトプスのような身が堅い草食恐竜が生息していたため、一撃必殺が必要となったのではないかと言われています。
3位:モササウルス
モササウルスは白亜紀後期(1億50万~6600万年前)に海に生息していた恐竜です。
当時、海に生息した恐竜では最強の存在で海の王者とも言われています。
引用:恐竜図鑑
モササウルスの噛む力は約6t、体長は約17mにも達しており、当時最大級の巨体でした。
また遊泳速度が非常に速く、約55~60km/hもあったとされています。
モササウルスは圧倒的な巨体と遊泳速度を活かし、常に闘争に身を置き続けたとされています。
4位:タルボサウルス
タルボサウルスは白亜紀後期(1億50万~6600万年前)に生息した恐竜です。
東アジア圏に生息し、アジアのティラノサウルスとも言われています。
引用:恐竜図鑑
タルボサウルスの噛む力は約4.5t、全長10 ~12m、体重は約4~5tです。
タルボサウルスは噛む力を活かし、東アジア圏のあらゆる生物を捕食していました。
また強力な捕食者だけではなく、スカベンジャーだった説もあります。
これはタルボサウルスが巨体で足が遅かったこともあり、捕食者から逃げられることが多かったことが理由にあります。
しかし集団で狩りをする側面もあり、自身より大型な恐竜を狩っていた一面もあるようです。
5位:カルカロドントサウルス
カルカロドントサウルスは白亜紀前期(約1億- 約9,300万年前)に生息していた恐竜です。
カルカロドントサウルスはサメの歯を持つ恐竜とも言われており、ギガノトサウルスと近縁でした。
引用:恐竜図鑑
カルカロドントサウルスの噛む力は約1t、体長は12~13mほどで、ティラノサウルスと同等の体長を誇ります。
ただし体重は6t ~15tと幅広く、15tという体重は肉食恐竜の中でも最重量とされています。
移動速度は約30km/h程度ですが、捕食対象がティタノサウルスのような大型恐竜だったため、それほど速い移動速度は必要とされていませんでした。
また肉を切り裂くことに特化した自慢のサメの歯だけでなく、前足が非常に発達していたこともあり、狩りでは前足による攻撃も活用していたとされます。
6位:アロサウルス
アロサウルスはジュラ紀後期(約1億5,500万 ~1億4,500万年前)に生息していた恐竜です。
ジュラ紀後期の頂点に君臨していたと言われています。
引用:恐竜図鑑
アロサウルスの噛む力は、原生生物のライオンとほぼ同等である約400kgもあるのです。
体長は8.5mほどで、大きい個体は12mにも達したとされています。
体格が大きい割には噛む力が小さいですが、顎がかなり広く開きます。
また、移動速度が約30~50km/hと巨体のわりに速く、その移動速度の速さを活かした狩りをしていたとされます。
恐竜だけじゃない!噛む力が強い古代生物は?
噛む力が強い生物は恐竜だけではありません。
実は恐竜以外にも強力な顎を持つ古代生物がおり、むしろ恐竜以上に噛む力が強い生物がいます。
それは
- メガロドン
- デイノスクス
です。
1つずつ解説していきます。
メガロドン
メガロドンは前期中新世から鮮新世(約2300万年前~360万年前)に生息していた古代生物です。
見た目から分かる通り、サメの一種となります。
噛む力は約20t、体長は10~15mとされています。
恐竜で一番噛む力が強いプリオサウルスよりも、圧倒的にメガロドンの方が噛む力が強いのです。
[st-kaiwa-280]見つかったらもう最後ですね。[/st-kaiwa-280]
メガロドンは世界中の海に生息していたと言われており、小型のクジラ、アザラシ、ウミガメを捕食していました。
また同時代にはリヴィアタン・メルビレイと呼ばれるクジラがおり、メガロドンはリヴィアタン・メルビレイと苛烈な頂点争いをしていたようです。
デイノスクス
デイノスクスは白亜紀末期(約6,800万~約6,600万年前)に生息していた古代生物です。
史上最大級のワニとされています。
噛む力は約11t、体長は約10mと非常に巨体なワニです。
現生のワニと同じく、陸上での活動も可能だったと言われています。
狩りの方法に関しても現生のワニと同じく、水辺で獲物を待ち伏せして、破壊力のある噛みつきで捕食していたとされます。
また捕食対象には、デイノスクスと同等のサイズを誇るハドロサウルスも含まれており、デイノスクスの噛む力がいかに強力だったのかわかりますね。
まとめ
いかがでしょうか。
- 恐竜で一番噛む力が強いのはプリオサウルス
- 恐竜含め、全生物の中で一番噛む力が強いのはメガロドン
以上のことがわかったのではないでしょうか。
恐竜含め、古代生物はまだまだ謎が多いです。
もしかしたら今後、メガロドンの噛む力を超えるような生物が発見されるかもしれませんね。