その他の恐竜

スティラコサウルスとトリケラトプスの違いは?どんな恐竜?

引用:STEM  RESORT

スティラコサウルスを知っていますか?

「聞いたことある!」

「名前は知ってるけど、よく知らない」

等、どこかで聞いたという人は多いのではないでしょうか。何故ならスティラコサウルスは、角竜の中でトリケラトプスに次ぐ2番目の知名度を誇る恐竜だからです。

とは言え、人気のトリケラトプスの影で詳しくは知られていない事も事実。

ここでは、そんなスティラコサウルスについてご紹介します。

1.スティラコサウルスとトリケラトプスの違い

2.スティラコサウルスの基礎データと特徴

3.トリケラトプスの基礎データと特徴

1.スティラコサウルスとトリケラトプスの違い

スティラコサウルスとトリケラトプスは同じ角竜。両者ともサイのような体型で、角や骨質の装飾であるフリルを持っている等共通点もたくさんあります。

では、どこが違うのでしょう。以下で詳しく解説します。

1-1.地質時代

1-2.大きさと重さ

1-3.角の数

1-4.フリルの穴

1-1.地質時代

スティラコサウルスが生息していたのが中生代後期白亜紀カンパニアン期の約7550万〜7500万年前であるのに対し、トリケラトプスは同じ中生代後期白亜紀でも、マーストリヒチアン末期の約6800万〜6600万年前になります。

メキシコのユカタン半島付近に巨大隕石が落下した事を引き金に、恐竜が絶滅した時代と言えばわかりやすいでしょうか。トリケラトプスもこの時に絶滅しています。

1-2.大きさと重さ

スティラコサウルスが全長約5.5m、体重約3tだったのに対し、トリケラトプスは全長約9m、体重約12tでした。トリケラトプスはスティラコサウルスに対して全長が2倍、体重でいえば4倍にもなります。

小型だったスティラコサウルスに比べ、トリケラトプスは角竜の中で最大級でした。

1-3.角の数

スティラコサウルスの角は鼻に1本、フリルに骨質の突起であるホーンレットが6本の計7本でしたが、トリケラトプスは鼻に1本、上眼窩角が2本の計3本でした。

上眼窩角はトリケラトプスが属すカスモサウルス亜科の特徴でもあります。セントロサウルス亜科であるスティラコサウルスは、目の上に小さな出っ張りはあるものの上眼窩角はありません。

スティラコサウルスの鼻角が57cmだったのに対し、トリケラトプスの上眼窩角は1.8mです。トリケラトプスがどれだけ大きかったかわかりますね。

1-4.フリルの穴

フリルとは、上記でも少し触れましたが、角竜の後頭部にある骨質の装飾の事です。スティラコサウルスのフリルには2つの穴があり、トリケラトプスのフリルには穴がありませんでした。

ほとんどのケラトプス類のフリルには穴があるので、穴がないトリケラトプスは珍しいタイプですね。穴がない分強度が高く頭部が重くなるため、トリケラトプスは強力な四肢を持っていました。

2.スティラコサウルスの基礎データと特徴

スティラコサウルスは、どのような恐竜だったのでしょうか。見た目は角がとても多くて、なんだか派手な印象ですね。

2-1.基礎データと特徴

2-2.後頭部の装飾について

それでは、上記の2点について見ていきましょう。

2-1.基礎データと特徴

学名:スティラコサウルス

分類:周飾頭亜目角竜下目ケラトプス科 セントロサウルス亜科

地質時代:中生代後期白亜紀カンパニアン期(約7550万〜7500万年前)

全長:約5.5m

体重:約3t

白亜紀後期の北米に生息したスティラコサウルスは全長約5.5m、体重約3tとケラトプス科の中では小型で、現在のアジアゾウくらいの大きさです。

 

引用:Wikipedia

体は樽型で手足が少し短かかったのでサイに似ており、つま先は角質で覆われて蹄鉄のようになっていました。

鼻の上には長い角、後頭部にはホーンレットを6本持っており、ここから「棘のあるトカゲ」という意味のスティラコサウルスと名付けられました。

鼻の上の角は57cmで横幅が狭く、頭部全体もこのグループとしては細長かったようです。

目の上には角のような小さな出っ張りがあり、口先には厚みがあって、硬い植物でも噛み切れる猛禽のような嘴がついていました。水平な臼歯が生えていたため、植物を食料とする草食恐竜だった事がわかります。

また、とても鼻腔が大きかったようですが、その理由は不明です。

スティラコサウルスの数多い個体の骨を含むボーンベッド(多数の骨化石包含層)が発見されており、大きな群れで生活していたと推察されています。

現在の牛、鹿と同じようだったと考えるとわかりやすいですね。

2-2.後頭部の装飾について

スティラコサウルスは、角竜の中でも有数の派手なフリルを持っています。現在でもエリマキトカゲにフリルが見られますが、こちらは軟骨でできており、骨質のフリルを持つ角竜とは少し違います。

フリルには6本の長いホーンレットが扇状に広がって発達しており、下の方には短い突起状のホーンレットが突き出ていました。これらの本数や長さは年齢や性、個体によって異なっていた可能性もあります。

ホーンレットの長さは鼻の上の角とほぼ同じで、50〜55cmにも達していました。

引用:恐竜のしっぽ

また、フリルには大きな穴が2つ開いていました。これによって頭骨が軽量化されている代わりに強度は落ちるため、戦いや防御には向かなかったと思われます。

ではフリルやホーンレットは何のためにあったのかというと、肉食恐竜や同属のライバルに対する威嚇、体温調節や性的なアピールのためという説が提唱されています。

また、フリルによって仲間を見分けていたという説や、色が付いていたという説もあります。

赤ちゃん恐竜
写真で見ると、すごい迫力だね
現在でも色々な説はあるが、今後の研究で新たな可能性が出てくるかもしれんの
恐竜博士

 

3.トリケラトプスの基礎データと特徴

引用:恐竜図鑑

恐竜全体の中でもかなり人気のトリケラトプス。博物館でも、ティラノサウルスと戦っている様子が復元されていたりしますよね。実際はどのような恐竜だったのでしょうか。

3-1.基礎データと特徴

3-2.装飾について

3-3.トリケラトプスはティラノサウルスと戦っていたか

それでは、上記の3点について見ていきましょう。

3-1.基礎データと特徴

学名:トリケラトプス

分類:周飾頭亜目角竜下目ケラトプス科 カスモサウルス亜科

地質時代:中生代後期白亜紀マーストリヒチアン期(約6800万〜6600万年前)

全長:約9m

体重:約12t

白亜紀末期の北米に生息したトリケラトプスは全長約9m、体重約12tと角竜の中で最大級でした。恐竜の中でも有名で人気のある恐竜です。

4本足の大きな体は現代のサイのようでした。他のカスモサウルス亜科と同様、1本の鼻角、2本の上眼窩角を持っており、ここから「3本の角を持つ顔」という意味のトリケラトプスと名付けられました。

約2.5mもあった大きな頭骨の半分はフリルで、口先は鳥類の嘴のようにとがっていました。頭が低かった事から下生え等を食べる草食恐竜と考えられており、432~800もあった丈夫な歯で大量の植物をすり潰し、咀嚼しながら食べていたようです。

赤ちゃん恐竜
え!?そんなにいっぱいの歯があるんなんてすごい!

3-2.装飾について

トリケラトプスは頭骨に大きな骨質のフリルと3本の角を持っています。角は成長に従って長く大きくなり、角度も変わっていきました。上眼窩角は1.8mにも及び、老成すると下向きに曲がって伸びたようです。

引用:ひとり古生物祭り

また、フリルには穴が開いておらず、その分強度があったようです。こちらは老成するにつれて厚みがなくなり、薄くなりながら後頭部の方へ伸び、かつ立ち上がるように成長していきました。

博物館の展示や映画等でトリケラトプスが捕食者と戦っている姿がよく描かれていますが、実際に戦う事があったのか、角やフリルが使われていたかどうかはわかっていません。では、なんのためにあったかというと種内競争やディスプレイ、性的なアピール、体温調節に利用するための表面積の確保等の説があります。

また、フリルと角はかなり若い時期から発達し始めていたため、視覚的コミュニケーションや種の認識に役立っていたと考える学者もいるようです。

赤ちゃん恐竜
フリルの目的はスティラコサウルスとそっくりなんだね〜

3-3.トリケラトプスはティラノサウルスと戦っていたか

トリケラトプスが捕食者と戦っていたかはわかっていないと上記で書きましたが、トリケラトプスといえば肉食恐竜、特にティラノサウルスと戦っているビジュアルが浮かぶ人が多いのではないでしょうか。ここでは、その可能性について考えていきます。

実は、トリケラトプスの上眼窩角や鱗状骨にティラノサウルスの噛み跡がついたものが見つかっています。しかも部分的に治癒されており、これはトリケラトプスがティラノサウルスと正面衝突し、なおかつ生き残った証拠とされています。

また、相手はわかりませんが、噛まれて折れた角が治癒した痕跡も見つかっています。

ティラノサウルスがトリケラトプスを食べていた事はわかっているので、ティラノサウルスに攻撃されたにも関わらず生き延びた個体がいたという事は、やはりトリケラトプス対ティラノサウルスは実際にあったのではないかと私個人は考えています。

何より食べられそうになって反撃しないなんて事はないでしょうし、実際にトリケラトプスが反撃したら、その角によってティラノサウルスに致命傷を与えただろうと推測されています。

百獣の王と言われるライオンも狩りの成功率は2〜3割。草食動物であるシマウマに撃退される事もあるわけですから、トリケラトプスもティラノサウルスと戦って撃退したのではないかと想像できますよね。

まとめ

・スティラコサウルスの地質時代は白亜紀後期、トリケラトプスは末期で、トリケラトプスの方が全長で2倍、体重で4倍あり、小型のスティラコサウルスに比べてトリケラトプスは最大級だった

・スティラコサウルスは、角竜の中で2番目に有名な草食恐竜

・学名の意味は「棘のあるトカゲ」で7本の角を持っていたのに対し、トリケラトプスは3本だった

・派手なフリルには穴が開いていたため脆かったが、トリケラトプスの方は穴がなく頑丈だった

・装飾の役割は威嚇、体温調節、性的なアピール

スティラコサウルスはケラトプス科の中では小さい方でした。しかし、恐竜としては小さい方だとしても全長約5.5mというのは人間の私たちから見たら大きいですよね。

大きく、角を7本も持っていたスティラコサウルスが群れで生活していたなんて、とても迫力があったと思います。

牛や鹿の群れを見る機会があったら、スティラコサウルスの群れを想像してみると楽しいと思いますよ。

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