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その他の恐竜

アンキロサウルスはどんな恐竜?大きさや重さ、餌、鳴き声など解説

赤ちゃん恐竜
ねえねえ、アンキロサウルスってどんな恐竜なの?

 

映画「ジュラシックワールド」にも登場した、アンキロサウルス。

映画で姿を見たことくらいはあるかもしれませんが、まだまだ研究が進んでいない恐竜なため、知らないことが多いのではないかと思います。

 

そこで今回は、アンキロサウルスの特徴や強さの秘密などについて詳しく解説しています。

 

アンキロサウルスの基本情報は?大きさや重さ、餌、鳴き声など解説

ではまず最初に、アンキロサウルスの基本情報について、確認していきましょう。

表にまとめると、次のようになります。

科目 アンキロサウルス科
分類 アンキロサウルス類、鳥番類、ゲナサウルス類、装盾類、エウリポッド類
生息地 現北アメリカ大陸
時代 白亜紀後期(6800万~6500万年前)
繁殖形態 卵生
食性 植物食
体長 約7~11メートル
体重 約6~8トン
赤ちゃん恐竜
なるほど〜北アメリカ大陸に生息していた卵生の恐竜なんだね!

 

アンキロサウルスは、白亜紀後期に北アメリカ大陸に生息していたと言われています。

一般的には白亜紀後期に恐竜は絶滅したと言われているので、アンキロサウルスはギリギリまで生き残っていた恐竜じゃったんじゃ。
恐竜博士

 

ここからさらに

 

・大きさ、重さ

・餌

・鳴き声

 

について詳しく解説していきます。

大きさ、重さ

大人のアンキロサウルスは、体長約7~11メートル、体重約6~8トンと、象2頭分もあります。

赤ちゃん恐竜
象2頭分って考えると、結構大きいんだね!

 

もう少しわかりやすいように、他の有名な恐竜と比べてみましょう。

 

ティラノサウルス・・・体長約12~13メートル、体重約5~7トン

トリケラトプス・・・体長約9メートル、体重約4~6トン

 

赤ちゃん恐竜
ティラノサウルスやトリケラトプスとさほど変わらないんだね!

 

そうなんです、アンキロサウルスは多くの人が想像できるティラノサウルスやトリケラトプスと、大きな差はありません

比較的大きい恐竜だったと言うことができるな。
恐竜博士

赤ちゃん恐竜
アンキロサウルスって何を食べていたんだろう?体も大きいし、やっぱりお肉かな?

 

見た目からして、いかにも肉食っぽい感じがしてしまいますが、表でも説明した通り、実際は草食恐竜です。

なので、生えている植物を食べていました。

 

ただ、その食べ方がちょっと特殊で、植物をくちばしで切って、それを丸呑みしていました。

赤ちゃん恐竜
えっ、なんでそんな食べ方してたの?

 

なぜならば、歯がとても貧弱な歯で、植物すら噛み砕くことができなかったからです。

赤ちゃん恐竜
そうなんだね!どうして発達しなかったのかなぁ・・・。

 

たしかに恐竜であれば、少なくとも植物を噛み砕けるくらいの歯が生えていてもいいですよね。

もちろん、なぜ歯が発達しなかったのか、原因は分かりませんが、実際にくちばしで噛み砕くことで生きていくことができたので、発達させる必要はないと、判断してしまったのでしょうね。

鳴き声

赤ちゃん恐竜
ちなみに鳴き声はどんな感じだったの?

 

見た目は強そうだけど、歯が強くなかったアンキロサウルス。

どんな鳴き声をしていたのか気になりますよね。

 

しかし、現在の研究ではアンキロサウルスの鳴き声は、はっきりとはわかっていません

ただ、「このような鳴き声だったのでは?」と研究結果から推測された鳴き声が、YouTube上で公開されています。

赤ちゃん恐竜
う〜ん、普通って感じかな?

 

その通りで、一般的にイメージする恐竜の鳴き声に近いですよね。

ただ、他の研究では「恐竜というよりは鳥の鳴き声に似ていた」という説もあります。

 

今後の研究結果に注目じゃな。
恐竜博士

 

アンキロサウルスの体がボコボコしている理由は?

赤ちゃん恐竜
アンキロサウルスについて、色々わかったよ〜!ところでさ、どうして体がボコボコしているの?

 

アンキロサウルスの体の特徴の一つに、全身にある“ボコボコ”があるでしょう。

一体どうして体がボコボコしているのか気になりますよね。

結論を言えば、このボコボコがあるのは、防衛のためです。

 

その時代には、当然肉食恐竜もたくさん生息していました。

アンキロサウルスは他の恐竜から身を守らなければなりません。

とはいえ、先ほども説明した通り、アンキロサウルスの歯は非常に弱く、敵の恐竜を噛み砕くことはできません。

 

そこで、アンキロサウルスは体をボコボコしたで覆うことで、その身を守っていたのです。

赤ちゃん恐竜
なるほど〜そういうことなんだね。でもさ、本当にそんなもので敵から身を守ることができたの?

 

このボコボコは皮膚が硬質化したものでとても硬く、肉食恐竜でも打ち砕くことができないほど頑丈にできていました。

ですので、大抵の肉食恐竜は太刀打ちすることができなかったと言われています。

 

さらに、この鎧には他にも次のような特徴があります。

 

・自分の骨を溶かして材料にしている

・中に細かい穴が空いているので軽くて動きやすい

・背中が節になっていてる

 

つまり、軽くて動きやすく体の曲げ伸ばしもできるというメリットもありました。

 

鎧を想像すると重くて動きづらそうに思うが、アンキロサウルスは、万が一の時に逃げることもできるよう、機能性も十分にある鎧を身にまとっていたんじゃな。そう考えると、すごい恐竜じゃな。
恐竜博士

 

アンキロサウルスの尻尾は最強のハンマー?

赤ちゃん恐竜
なるほど〜硬い鎧を見にまとうことで、生き延びていたんだね!じゃあ基本的には守って相手が諦めるのを待つ感じだったんだね。

 

歯が弱いアンキロサウルスには、攻撃することは不可能だと思ってしまいますが、実はそんなことはありません。

アンキロサウルスの尻尾には大きなコブのようなものが付いており、このコブを振り回してハンマーのように使い、攻撃していました。

 

何とこの尻尾だけで重さ30キロもあり、振り回した際の遠心力で更に強いパワーで攻撃ができます。

そのパワーの強さを数値で表すと、364~718メガパスカルとなります。

赤ちゃん恐竜
メガパスカル?

 

たしかにメガパスカルと言われても分かりにくいですよね。

具体例を出すと、一般的な家庭用の高圧洗浄機で3メガパスカルです。

 

つまり、アンキロサウルスの強さは、高圧洗浄機の120倍~240倍ほどです。

高圧洗浄機からは、どんな汚れも吹き飛ばすくらいの水が噴射されるが、その120倍となると、いくら大きな肉食恐竜といえども、吹っ飛ばされてしまうな。実際、あのティラノサウルスでさえもアンキロサウルスの尻尾に恐れていたようじゃ。
恐竜博士

 

アンキロサウルスは、防御だけではなく、攻撃する武器も身につけていたのです。

 

アンキロサウルスは最強だった?弱点はあるの?

赤ちゃん恐竜
アンキロサウルスってかなり強かったんだね!もしかして最強だったんじゃないの?

 

ここまでアンキロサウルスについて紹介していきましたが、記事を読んでいたいだた方の中には「アンキロサウルスは最強だったんじゃない?」と思った方もいると思います。

ただ、残念ながらアンキロサウルスは最強だったとはいえません

 

そもそも、草食恐竜が頂点に立つのはかなり難しいです。

ただ、それ以外にも理由があります。

それは、アンキロサウルスには致命的な弱点があったことです。

赤ちゃん恐竜
えっ、そうなの?

 

外面はしっかりした鎧に包まれているアンキロサウルスですが、腹部に関しては完全に剥き出しでした。

そのため、腹部を攻撃されてしまうと、簡単に倒されてしまいます。

赤ちゃん恐竜
なるほど!でもさ、四足歩行の恐竜なら腹部なんてそんな簡単に攻撃されなかったんじゃない?

 

もちろん、6t以上の重さがある恐竜ですので、そう簡単に倒されることはなかったでしょう。

ただ、何かの拍子にひっくり返ってしまった場合、自分で起き上がることも困難だったため、そうなったら最後敵の思うままに攻撃されてしまったのです。

 

また、アンキロサウルスは泳ぐことができ、水中で過ごしていることもありました。

そうなると、水の下から攻撃される可能性があります。

つまり、水中に生息する恐竜に対しては弱かった可能性が高いのです。

 

とはいえ、ティラノサウルスにも恐れられていたことを考えると、最強に近い恐竜だったと言って間違いないじゃろうな。
恐竜博士

 

まとめ

今回は、アンキロサウルスについて、解説していきました。

まとめると、次の通りです。

 

1.大きさも重さもあるが、歯が弱く、植物を丸呑みして食べていた

2.とても頑丈な鎧が体中に付いていて、肉食恐竜の歯さえも通さない

3.尻尾は最強のハンマーと言われており、ティラノサウルスでさえも恐れていた

4.唯一の弱点が腹部だが、重いので簡単にはひっくり返せない

 

アンキロサウルスは草食恐竜の中でもとても強い恐竜でした。

今後の研究結果にも注目してみてください。

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