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その他の恐竜

ランフォリンクスの大きさや特徴|プテラノドンとの違いは?

引用元:Wikipedia

赤ちゃん恐竜
ねえねえ、ランフォリンクスってどんな恐竜なの?プテラノドンと何が違うの?

 

鋭いくちばしや、長い尾をもつランフォリンクス。

プテラノドンのような姿をしていることから、興味を持った人も多いと思います。

 

とはいえ、ランフォリンクスについて、それ以外のことを知っている人は少ないでしょう。

そこで今回は、

 

・ランフォリンクスの大きさ

・ランフォリンクスの特徴

・プテラノドンとの違い

 

について解説していきます。

 

ランフォリンクスはどんな恐竜?大きさや重さを紹介

まずはランフォリンクスの基本情報について説明していきます。

ランフォリンクスの基本的な情報は、以下の表の通りです。

名称 ランフォリンクス

(嘴状の鼻先)

時代 ジュラ紀後期

(1億6400万年~1億5400万年前)

生息地 ヨーロッパ、アフリカ
翼開長(翼を広げた大きさ) 約1.7m
重さ 約4㎏
赤ちゃん恐竜
ランフォリンクスって恐竜にしては小さいんだね。

 

そうなんです、ランフォリンクスは翼開長が 約1.7mで、重さが 約4㎏程しかありません。

全長5mを超えるような恐竜が多いので、それらと比較すると、小さく感じるだろうな。
恐竜博士

 

実際、ランフォリンクスが小さいことに対して、驚きの声もあります。

 

 

また、ランフォリンクスの化石は様々な場所で発見されており、イングランド、タンザニア、スペイン、ポルトガルなどでも発見されています。

大空を飛び回っていたから、世界中で発見されているんだろうな。
恐竜博士

 

中でも特に保存状態の良い化石は、ドイツのバイエルン州で発見されたゾルンホーフェン標本で、骨格などが鮮明に保存されています。

引用元:ランフォリンクス - 恐竜・翼竜大図鑑(裏辺研究所)

 

この化石に発見により、ランフォリンクスの研究が大幅に進んだことは間違いありません。

尖った歯や尾まで綺麗に残っておる。これ程はっきり見える化石は珍しいだろうな。
恐竜博士

 

ランフォリンクスの特徴

赤ちゃん恐竜
ランフォリンクスにの大きさとかはよくわかったよ〜。後は、ランフォリンクスの特徴についても教えてほしいな。

 

ランフォリンクスの基本的な部分がわかったところで、ここからはランフォリンクスにある身体の特徴を確認していきましょう。

ランフォリンクスの特徴は、大きく2つあります。

 

・鋭いくちばし

・長い尾

 

それぞれ解説していきます。

鋭いくちばし

ランフォリンクスのくちばしは細長く先が尖った形状をしています。

赤ちゃん恐竜
う〜ん、鳥なら口ばしが尖っている生物はたくさんいると思うけどな〜。

 

たしかに、口ばしが尖っているというだけでは、普通の鳥と変わらない気がしますよね。

しかし、ポイントは口の中です。

 

ランフォリンクスの口の中は、鋭く尖った歯が僅か20本程しかしかなく、歯と歯の間隔は大きく空いていました

引用元:Reddit

 

赤ちゃん恐竜
わぁ!歯が鋭く伸びててちょっと怖いね。

 

鋭い口ばしの中に、立派な歯が生えていたランフォリンクスは、空中から魚を捕えて、餌にしていたと言われています。

これだけ立派な歯が生えていれば、捕らえられた魚はひとたまりもなく、砕かれていたんだろうな。
恐竜博士

長い尾

引用元:KenProduction

ランフォリンクスのもう一つの特徴は、長い尾です。

赤ちゃん恐竜
絵で見る限り、本当に長いよね!どうしてあんなに長かったんだろう?

 

長さに関して、詳しいことはまだはっきりとはわかっていませんが、ランフォリンクスの特徴の長い尾の先にはひし形状のひれがあり、飛行の際の方向舵として機能していたと言われています。

https://twitter.com/keetaGG/status/1242087616440233991?s=20

 

つまり、尾もそのひれと同じように、バランスを保つために長くなっていた可能性が高いと考えて良いでしょう。

今後の研究で別の役割が見つかる可能性もあるぞ。今後の発表にも注目じゃな。
恐竜博士

 

ランフォリンクスとプテラノドンとの違いは?

赤ちゃん恐竜
ランフォリンクスについてはだいたいわかったよ〜。でさ、結局プテラノドンとはどこが違うの?

 

同じ翼竜の中で、圧倒的な人気を得ているプテラノドン。

そんな人気恐竜のプテラノドンとランフォリンクスはどこが違うのでしょうか。

最後に、その違いを説明していきます。

 

違いを説明する前に、プテラノドンの基本情報を確認しておきましょう。

名称 プテラノドン

(歯のない翼)

時代 中生代白亜紀後期

(約8,930万 ~ 7,400万年前)

生息地 北アメリカ大陸
翼開長 約7m
重さ 約15㎏
赤ちゃん恐竜
表で見ると、違うところが多いような気がする。

 

そうなんです、ランフォリンクスとプテラノドンには、違う部分が多くあります。

その中でも、特に注目すべき違いは、

 

それぞれの機能に特化した身体

・生きていた時代

・翼開長や重さ

 

です。

それぞれ説明していきます。

それぞれの機能に特化した身体

ランフォリンクスとプテラノドンの明確な違いとしてそれぞれの機能に特化して進化していったであろう、特徴的な身体があります。

赤ちゃん恐竜
どういうこと?

 

ランフォリンクスで言えば、

尖ったくちばしや歯

 

プテラノドンで言えば、

頭にある特徴的なとさか

 

です。

具体的に、画像を比較してみましょう。

 

赤ちゃん恐竜
ホントだ。ランフォリンクスもプテラノドンもそれぞれ特徴があるんだね。

 

歯やとさかの有無を確認すれば、すぐに見分けをつけることができると言えます。

生きていた時代

また、ランフォリンクスとプテラノドンが生きていた時代にも違いがあります。

 

ランフォリンクスの生息時代は

ジュラ紀後期

(1億6400万年~1億5400万年前)

 

プテラノドンの生息時代は

中生代白亜紀後期

(約8,930万 ~ 7,400万年前)

 

です。

赤ちゃん恐竜
へぇ~、そうなんだ。全然違う時代を生きていたんだね。

 

ジュラ紀と白亜紀は区分で言えば同じ中生代ですが、実際は全く違う時代ですので、注意が必要です。

トリケラトプスはランフォリンクスが進化して生まれた、新しい翼竜の可能性もあるかもしれないな。
恐竜博士

翼開長や重さ

さらに、ランフォリンクスとプテラノドンは翼開長や重さにも違いがあります。

 

ランフォリンクスは

・翼開長:約1.7m

・重さ:約4㎏

 

プテラノドンは

・翼開長:約7m

・重さ:約15㎏

 

となっています。

赤ちゃん恐竜
ランフォリンクスの方が、かなり軽くて小さいんだね。

 

いくら同じ翼竜とはいえ、ランフォリンクスよりプテラノドンの方が3倍以上大きいことになりますので、仮に二匹が並んでいれば、見るだけでその違いに気づけます。

あの人気作でランフォリンクスとプテラノドンが間違って使われていた?

赤ちゃん恐竜
ランフォリンクスとプテラノドンって同じ翼竜ってだけで、実際は全然違うんだね。でもなんで、同じだと思われてしまっているんだろう?

 

確かに、特徴を比較すると多くの違いがあるランフォリンクスとプテラノドンが同じものだと勘違いされているのか、不思議ですよね。

実はその根源は、有名なゲームにあると言われています。

 

それは『ドラゴンクエスト』です。

赤ちゃん恐竜
えっ、ドラクエが原因!?

 

同シリーズの中の、『ドラゴンクエスト4』では「プテラノドン」が登場しています。

しかし、その見た目は完全に「ランフォリンクス」なのです。

引用元:pinterest

 

赤ちゃん恐竜
確かにプテラノドンと言うよりは、ランフォリンクスだね・・・。

 

これがわざとなのか、本当に勘違いしてしまったのかは分かりませんが、当時の子どもたちにとってはランフォリンクスよりもプテラノドンの方が聞きなじみがあるため、名前をプテラノドンにしたのではないか、と言われています。

 

ネットが発達していなかった時代は調べたりする人も少なかったから、名前と見た目が違っても、誰も気にしなかったんじゃろうな。仮に今同じようなことをしたら、炎上していたかもしれないな・・・。
恐竜博士

 

まとめ

今回はランフォリンクスについて説明してきました。

 

まとめると、

・ランフォリンクスは、翼開長約1.7m、重さ約4㎏の翼竜。

・ランフォリンクスは、尖ったくちばしや鋭い歯、先端にひし形の鰭がついた長い尾が特徴。

・ランフォリンクスとプテラノドンの違いは、それぞれの機能に特化した特徴的な身体、生息していた時代、翼開長や重さなどである。

となります。

 

ランフォリンクスはプテラノドンと比べてまだまだ知名度が低いですが、今後の研究でさらに注目を集める恐竜となってほしいですね。

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