引用元:かつてオーストラリアと南極を歩き回った10匹の恐竜を見てください
アベリサウルスという恐竜を知っていますか?
この恐竜はまだ頭部の化石しか見つかっておらず、謎の多い恐竜です。
今回はそんなアベリサウルスの
・大きさや重さ、鳴き声
・餌や名前の由来
を紹介します。
目次
アベリサウルスはどんな恐竜?
アベリサウルスの分類や生息地など基本情報をみていきます。
引用元:アベリサウルス - Abelisaurus - JapaneseClass.jp
アベリサウルス
科名 アベリサウルス科
分類 獣脚類、新獣脚類、竜盤類、獣脚亜目
生息地(発見地) 南米(アルゼンチン)
時代 7500万∼7000万年前(白亜紀後期)
繁殖形態 卵生
アベリサウルスは大型肉食恐竜です。二足歩行で、見た目はティラノサウルスとよく似ていたと予想されています。
特徴としては、前足が太く短いことと、おそらく軽量化が目的と考えられている穴が頭骨にたくさんあることです。
大きさや重さ
アベリサウルスは大きさ約7∼9m、重さ約1.5∼3トンと大型の恐竜です。
しかしこの大きさや重さは、実際に化石が見つかったのではありません。
上記にもありますが、アベリサウルスはまだ頭部の化石しか見つかっていないため、その化石から推測されたものとなっています。
鳴き声
結論から言うと、アベリサウルスの鳴き声はまだわかっていません。
頭部の化石しか見つかっていないという事なので、鳴き声までの研究が難しいのでしょうか。
恐竜の鳴き声としてよく取り上げられるのが、ワニの鳴き声です。ワニの鳴き声はいびきのような音です。
アベリサウルスの鳴き声もこれに近いのではないでしょうか。
アベリサウルスは何を食べていた?
アベリサウルスは肉食恐竜です。
これはアベリサウルスの歯が他の肉食恐竜のように、鋭いものだったことからそう予想されています。
肉食恐竜ということで、動物の肉や魚、昆虫を食べていました。(肉食恐竜には魚食恐竜も含まれています。)
名前の由来
アベリサウルスは「アベリのトカゲ」という意味です。
アベリとは、化石を発見したアルゼンチンの博物館の館長の名前、ロベルト・アベルからとったものです。人の名前から、恐竜の名前が付けられることは珍しいことです。
アベリサウルスに近い種類の恐竜
まだ化石が頭部しか見つかっていないアベリサウルスですが、アベリサウルスの仲間と考えられている恐竜がおり、この恐竜たちからアベリサウルスの生態が予想されています。
マジュンガサウルス
引用元:大好きなこと:(ティラノサウルスはニワトリの祖先)『鳥類学者無謀にも恐竜を語る』1 - livedoor Blog(ブログ)
マジュンガサウルス
分類 竜盤目、獣脚亜目、ケラトサウルス下目、アベリサウルス科
生息地(発見地) マダガスカル(アフリカ)
時代 白亜紀後期
大きさ/重さ 約7∼8m/約1トン
マジュンガサウルスは、胴体から尻尾にかけて小さな骨の突起のようなものが多数あります。また、頭の上には8㎝ほどの太い角が突き出ています。
腕と脚が短く、走るのがそれほど速くなかったと考えられています。
そして、首の骨が非常に頑丈で筋肉の付着面が大きいことから、大型の獲物を食していたと考えられています。
カルノタウルス
カルノタウルス
分類 獣脚類、アベリサウルス科
生息地(発見地) 南米大陸
時代 約7200万∼約6990万年前(白亜紀後期)
大きさ/重さ 7.5∼9m/1.35∼2.1トン
カルノタウルスは大型だが軽量な種で、同科の中でも最大級の大きさと言われています。また、目の上に大きい円錐形の角を持っています。
この角は鼻先にあるコブ程度のもので、角竜類以外でこのような特徴を持つものは見られないようです。
また、カルノタウルスの頭蓋骨は前後に極端に短く、長さと高さがほぼ同じで、特徴のある見た目になっています。
アベリサウルスは謎の多い恐竜となっていますが、上記の恐竜の生態から、今後研究が進みさまざまな解明があるかもしれません。
まとめ
・大きさは約7∼9m、重さは約1.5∼3トン
・鳴き声はわかっていない
・餌は動物の肉や魚、昆虫などの肉
・名前は「アベリのトカゲ」という意味
アベリサウルスについて知ることはできましたか?