その他の恐竜

ティロサウルスはどんな恐竜?モササウルスとの違いは?

赤ちゃん恐竜
ねえねえ、ティロサウルスってどんな恐竜なの?

 

口が大きくワニのような見た目をしたティロサウルス。

水中では最強の恐竜と言われている、モササウルスに似ているところから、注目を集めています。

 

とはいえ、モササウルスと似ていること以外は、まだまだ知らないことが多いのではないでしょうか。

そこで今回は、

 

◎ティロサウルスはどんな恐竜?

・大きさ

・出産方法

・身体の特徴

モササウルスの食性と捕食方法

◎モササウルスとの違いは?

 

について、紹介していきます。

 

ティロサウルスはどんな恐竜?

引用:pixiv

まずは、ティロサウルスの基本情報を確認していきましょう。

名前 ティロサウルス
生息時代 白亜紀後期
生息地 主にアメリカ・カンザス州
体長 14m
頭骨長 1.8m
種類 前上顎骨に歯が全くない
食性 海鳥、魚、サメ、小型のモササウルス類や首長竜
捕食方法 小型の生物を一気に丸呑み

 

ティロサウルスは白亜紀後期に生息した、大型肉食海棲(かいせい)爬虫類の恐竜です。

赤ちゃん恐竜
爬虫類なんだね。

 

見た目はワニのように見えますが、どちらかというとトカゲやヘビに近い生物と言われています。

ワニのような固いウロコで覆われたりはしていないからな。
恐竜博士

 

化石が最も多く発見されているのはアメリカのカンザス州ですが、他にもヨーロッパやアフリカ、日本でも発見されており、非常に広範囲で繁栄していたことがわかります。

今後の研究次第では、もっと多くの場所から化石が発掘される可能性もありそうじゃな。
恐竜博士

 

ここからさらに、

 

・大きさ

・出産方法

・その他の特徴

 

について、詳しく解説していきます。

大きさ

ティロサウルスは最大のものでは全長15m、鼻先を含めた長い頭だけでもおよそ1.8mあったことが分かっています。

赤ちゃん恐竜
とても大きかったんだね!

 

これだけの大きさでありながら、モササウルスと同様に、縦に平らな形状の長いしっぽは筋肉が発達していて、力強く泳ぐことができ、急激な加速もできました。

さらに、へら状の四肢を上手に使って細長い体を自在に方向転換させていたようです。

 

大きな身体を持ちながら、海中で自由に動き、速いスピードで泳ぐことができたのです。

大型バスが海の中を走っているようなイメージじゃな。
恐竜博士

出産方法

次に出産方法を確認していきましょう。

赤ちゃん恐竜
確認も何も、爬虫類なんだから卵生でしょ?

 

たしかに爬虫類ということを考えると、卵生だと考えますね。

しかし、なんとティロサウルスは人間と同じようにお腹の中で赤ちゃんを育て、ある程度大きくなってから産む胎生でした。

赤ちゃん恐竜
え〜恐竜で胎生なんてあり得るんだね!

 

ティロサウルスは生まれたばかりで全長1~2mほどあり、人間の大人と同じくらいの体長がありました。

この大きさでは卵の中で育つのは難しかったということじゃな。
恐竜博士

 

なお、これだけの大きさがありながら、時には他の恐竜に食べられてしまうこともあったようです。

改めて、恐竜時代の弱肉強食の厳しさが分かります。

その他の特徴

赤ちゃん恐竜
ティロサウルスのことなんとなくは分かってきたけど、なんというか、「これぞティロサウルス!」みたいな特徴はないの?

 

実はティロサウルスには、「これぞティロサウルス」と思えるようは大きな特徴が2つあります。

それは、

 

・上顎の形状

・顎の前方に歯をもたないこと

 

です。

上顎は先が尖った筒形で、非常に硬かったと言われています。

ティロサウルスは、「膨らんだ爬虫類」という意味であり、上顎の形が、そのまま学名の由来にもなっているぞ。
恐竜博士

 

しかし、その特徴的な顎の前方の骨が突出している部分に歯を全く持っていませんでした。

顎に歯が生えていないというのは、おじいちゃんおばあちゃんが、歯が抜けて入れ歯もしていない状態と同じなので、普通に考えればかなり不便じゃな。
恐竜博士

 

ティロサウルスは、非常に不便な体の作りだったということです。

 

ティロサウルスの食性は?捕食方法も紹介

赤ちゃん恐竜
顎に歯が生えていなかったということは、他の恐竜を食べたりするのは難しかっただろうね。

 

確かに、前上顎骨に歯がなかったと言われると、他の恐竜を襲ったりするのは、非常に難しかったのではないかと、考えてしまいますよね。

 

しかし、結論を言えば、ティロサウルスは、肉食恐竜でした。

実際、ティロサウルスの化石からは、海鳥やサメ、魚、小型のモササウルス類や首長竜などが発見されています。

赤ちゃん恐竜
えつ、でも歯がないのにどうやって噛み砕いたりしていたの?

 

一応奥の方には歯が生えていたのはわかっていますが、噛み砕くことは難しかったでしょう。

ただ、ヘビのように大きく口を開くことができ他ことがわかっています。

ですので、自分より小さい生物を見つけて、一気に丸呑みしていたと考えられています。

実際、胃の内容物の化石には噛まれた痕跡がほとんど残っていないものが多々見つかっておるぞ。
恐竜博士

 

なお奥に生えていた歯は、多少噛み砕くことはできたと思いますが、基本的には捕まえた獲物を、押さえつけるために利用していたのではないかと、考えられています。

 

ティロサウルスとモササウルスの違いは?

引用:pixiv

赤ちゃん恐竜
ティロサウルスについては、大体わかったよ〜!でさ、結局モササウルスとどこが違うの?

 

ここまでティロサウルスの特徴について、解説していきました。

しかし、結局モササウルスとどこが違うのかわからない方も多いと思います。

 

最後に、ティロサウルスとモササウルスは具体的にどこが違うのか詳しく見ていきましょう。

まず、両者の特徴をまとめると次の通りです。

 

<ティロサウルスとモササウルスの比較>

ティロサウルス モササウルス
生息時代 白亜紀後期 白亜紀後期
生息地 主にアメリカ・カンザス州 主にヨーロッパ西部や北アメリカ
体長 14m 17m
頭骨長 1.8m 1.6m
前上顎骨に歯が全くない 全顎に巨大な円柱状の歯を持つ
食性 海鳥、魚、サメ、小型のモササウルス類や首長竜 ウミガメ、アンモナイト、大型魚類、小型のモササウルス類、鳥類、翼竜、首長竜
捕食方法 小型の生物を一気に丸呑み 頑丈な歯で獲物を捕らえ、砕き、切り刻む
赤ちゃん恐竜
こうやって表で見ると、大きさ以外は、意外と違うところが多いような気がする・・・。

 

そうなんです、ティロサウルスとモササウルスには実は異なる部分が多くあります。

主な違いは、

 

・生息していた時代や場所

・歯の生え方

・捕食方法

 

です。

それぞれ解説していきます。

生息していた時代や場所

赤ちゃん恐竜
表で見る限り、どちらも白亜紀後期になっていたけど、時代も違うの?

 

たしかに、時代の名前だけ見てしまうと、同じだと思ってしまいますが、実は同じ白亜紀後期でも、ティロサウルスはコニアク期からカンパニア期、モササウルスはカンパニア期からマーストリヒト期で微妙にずれていたようです。

細かい時代の名前はあまり気にしなくていいぞ。とりあえず、微妙時生息していた時代がずれていたということを、覚えておいてくれ。
恐竜博士

 

また、生息地もティロサウルスは主に北米、モササウルスは主にヨーロッパ西部で出土されていて、それぞれ別の場所で生息していた可能性が高いです。

ですので、この2種が共存していたことはないと考えて良いでしょう。

歯の生え方

なんといっても最大の違いは、前上顎骨の歯の有無です。

前述した通り、ティロサウルスには顎の骨の前方の突出した部分に歯が全くありませんでした。

 

それに対して、モササウルスには顎の骨の前方に、立派な歯がしっかりと生えていたことがわかっています。

見た目では見分けるのが難しいティロサウルスとモササウルスじゃが、口を広げた瞬間に違いがはっきりとわかるということじゃな。
恐竜博士

捕食方法

歯の並びが異なるとなれば、当然捕食方法にも違いが出てきます。

先ほど説明した通り、ティロサウルスは、獲物に一気に襲い掛かって奥歯で逃がさないように捕らえ、そのまま丸呑みしていました。

 

それに対して、モササウルスは獲物を仕留めて砕き、噛みちぎっていました

このように、見た目は似ていたとしても、特徴は大きく異なっていたのです。

 

ただし、ティロサウルスもモササウルスも水中の中では共に最強であったことは間違いないぞ。海の中で生きていた生物からしてみれば、どちらの恐竜も恐怖だったろうな。
恐竜博士

 

まとめ

引用:恐竜図鑑

今回は、ティロサウルスの特徴やモササウルスとの違いについて解説していきました。

まとめると、

 

・ティロサウルスは大型肉食海棲(かいせい)爬虫類

・顎の部分に歯が生えていなかったため、獲物を丸呑みしていた

・モササウルスと見た目は似ているが、捕食方法など、違う部分も多々ある

 

となります。

ティロサウルスには、まだまだわかっていない部分もあります。

今後の研究にも期待しましょう。

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