引用元:始祖鳥[恐竜図鑑]
最古の鳥類と言われている始祖鳥。
様々な説がありますが、現生鳥類の祖先と言われた始祖鳥には心が惹かれますよね。
そんな始祖鳥の化石に興味を持つ人も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では
・始祖鳥の本物はある?値段は?
・始祖鳥のレプリカの値段は?
・始祖鳥の化石がある博物館は?
ということについて解説していきます。
始祖鳥の化石の本物の値段は?
まず始祖鳥とされるアーケオプテリクスの最初の化石は、1860年、ドイツのバイエルン州ゾルンホーフェン地域のジュラ紀後期(1億4600万年~1億4100万年前)の地層から発見されました。
引用元:Wikipedia
これまでにアーケオプテリクスの骨格の化石は12個発見されていて、いずれもドイツのゾルンホーフェン近郊の石灰岩堆積物中から出土しています。
ただ、数が非常に少ないため、始祖鳥の化石は販売はされていません。
ただ、今後始祖鳥の化石が販売される可能性も、ゼロではないでしょう。
というのも、以前オークションサイトで、始祖鳥以外の化石が出品された事がありました。
現地で取材した動画あります
落札価格8億円超!? ティラノサウルスの化石がオークションに https://t.co/rSsOeYmsfa— パンテオン(半遁モード) (@pantheo27705718) September 18, 2020
大型肉食恐竜アロサウルスの全身骨格化石がパリのオークションに登場…落札価格は約3.7億円#DplayNEWS #ディスカバリーチャンネルhttps://t.co/zSt3hSBLCu
— ディスカバリーチャンネル (@DiscoveryJapan) October 16, 2020
となると、今後、始祖鳥の化石が出品される可能性も否定はできないのです。
とはいえ、ツイートからも分かる通り、金額が数億円規模になるののは間違いありません。
始祖鳥の化石のレプリカの値段は?
たしかに化石には本物だけではなく、レプリカも存在します。
そして、始祖鳥に関してもレプリカがあります。
始祖鳥のレプリカは、主にオークションサイトや化石の専門店で多く売られています。
値段は数万~数十万円程と、他の恐竜のレプリカと比べると、購入しやすくなっています。
例えば、こちらのレプリカは3万5800円(税込)で販売されています。
引用:最良の保存状態で見つかった始祖鳥のレプリカ標本 レプリカ 販売
また、こちらのレプリカは、6万6000円(税込)で販売されています。
レプリカではありませんが、始祖鳥の化石標本がデザインされたオシャレな壁掛け時計もあります。
こちらは3000円程度で購入が可能なので、もっと手軽に始祖鳥の化石標本が欲しい方にはオススメです。
始祖鳥はどこで展示されているの?
購入は難しくても、一度でいいから本物の化石を見てみたいですよね。
そういった方のために、始祖鳥の化石が展示されている博物館を紹介します。
始祖鳥が展示されている博物館は、次の三か所です。
・群馬県立自然史博物館
・国立科学博物館
・ベルリン自然史博物館
一か所ずつ紹介していきます。
群馬県立自然史博物館
まず最初は群馬県立自然史博物館。
この博物館は化石標本だけでなく、始祖鳥の復原剥製も展示されています。
引用元:群馬県立自然史博物館
羽や爪が精巧に再現されていて、始祖鳥がリアルに感じられます。
群馬県立自然史博物館に行ってきた。予想外の楽しさで、3時間以上見て歩いた。特に恐竜、最高❗ウルトラサウルスの脚の骨の巨大さ、翼竜と恐竜は別の種類だってこと、意外と小さかった始祖鳥、恐竜が絶滅しなかったらその後生まれたかもしれない人型の生物模型、あーまた見に行きたいくらい。 pic.twitter.com/v0BApiXq7t
— RIEZO (@riezo_riezo_) July 21, 2018
気になる人は、ぜひ実際に博物館を訪れてみてください。
群馬県立自然史博物館の基本的な情報はこちら⇓
所在地 | 〒370-2345 富岡市上黒岩1674-1 |
TEL/FAX | 0274-60-1200/0274-60-1250 |
営業時間 | 午前9時30分から午後5時まで (ただし、入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 毎週月曜日(祝日の場合は翌日) 年末年始 |
料金 | 一般 510円 大学・高専・高校生 300円 中学生以下 無料 |
ご予約(要予約) | https://gmnh.revn.jp/reservations/calendar?label_id= |
webサイト | http://www.gmnh.pref.gunma.jp/ |
マップ | Googleマップ |
国立科学博物館
次は国立科学博物館。
いえ、残念ながら国立学博物館に現在は始祖鳥の化石は展示されていません。
しかし、以前大英自然史博物館展が開催され、「ロンドン標本」と呼ばれる始祖鳥の化石標本を始めとした、数々の珍しい化石が展示されました。
国立科学博物館で開催中の大英自然史博物館展に行ったのですが、始祖鳥のモノホン標本とか大変満足できました。あと乱交中にまとめて死んで化石になった三葉虫ザマあでした pic.twitter.com/Cf6gjtXM91
— dragoner (@dragoner_JP) May 11, 2017
この展示は大反響だったため、今後もまた開催される可能性があります。今後の情報を定期的にチェックしてみてください。
国立科学博物館の基本的な情報はこちら⇓
所在地 | 〒110-8718 東京都台東区上野公園 7-20 |
TEL | 03-5777-8600 |
営業時間 | 午前9時から午後5時まで (ただし入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日) 年末年始(12月28日~1月1日) |
料金 | 一般・大学生 630円 高校生(高等専門学校生含む)以下 無料 ※常設展示の場合 |
ご予約(要予約) | https://kahaku.revn.jp/reservations/calendar?label_id= |
webサイト | https://www.kahaku.go.jp/index.php |
マップ | Googleマップ |
ベルリン自然史博物館
https://twitter.com/GermanyinJapan/status/1118440521213652992?s=20
最後に番外編として、海外にあるベルリン自然史博物館を紹介します。
この博物館は、「ベルリン標本」という始祖鳥の化石標本が展示されている博物館として有名です。
引用元:確認されている標本(始祖鳥化石の一覧)――始祖鳥(古生物)について
始祖鳥は一番奥の暗がりの小部屋にあり、そこで様々な角度から照明が当てられているので全体をよく見ることができます。
詳しい内容は公式サイトをご確認ください。
まとめ
始祖鳥の化石や展示されている博物館について解説していきました。
まとめると、
・始祖鳥の化石の本物は販売されていない。
・始祖鳥の化石のレプリカはオークションサイトや専門店で数万~数十万円で販売されている。
・始祖鳥は「ロンドン標本」「ベルリン標本」という化石が有名。
となります。
始祖鳥は海外に有名な化石が多くありますが、国内にも剥製があったり、海外の博物館の展示が行われる機会もあるので、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。