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その他の恐竜

パキリノサウルスはどんな恐竜?大きさや重さ、角など特徴を解説

赤ちゃん恐竜
ねえねえ、パリキノサウルスってどんな恐竜なの?

 

大きな耳と鼻が特徴的なパキリノサウルス。

映画『ウォーキング with ダイナソー』では主人公として起用されていたので、見覚えのある人もいると思います。

とはいえ、パキリノサウルスの生体については、詳しく知らない人も多いのではないでしょうか。

 

そこで、今回は

 

・パキリノサウルスの生体について

・パキリノサウルスの角について

・パキリノサウルスの種類について

・パキリノサウルスとトリケラトプスの違いについて

 

以上4点の内容を、詳しく解説していきます。

 

パキリノサウルスってどんな恐竜?大きさや重さは?

引用:『ARK』PVPで強い恐竜紹介No015 パキリノサウルス

最初に、パキリノサウルスの生態について、簡単にご紹介します。

名前 パキリノサウルス
生息時代 約7,350万 ~ 約6,850万年前中生代白亜紀後期
生息地 北アメリカ大陸/カナダ
体長 5~8m
体重 2~5t
食べ物 草食

 

パキリノサウルスは、体長5~8m体重2~5tほどあったとされる大型の角竜です。

赤ちゃん恐竜
すごい大きかったんだね!近づいてきたらびっくりしちゃうね。

 

さらに、複数の化石が同じ場所から発見されており、大型恐竜でありながら、群れで行動していたのではないかと推測されています。

赤ちゃん恐竜
へぇ、大きいのに集団で行動していたんだね!何でなのかな?

 

理由に関しては、現段階では分かっていませんが、さまざまな地域から化石が発見されているため、群れを作って広範囲を移動して生活していたのではないかと、言われています。

パキリノサウルスが大名行列のように、列を作って移動しているところを想像すると、ワクワクしてくるな。
恐竜博士

 

また、頭蓋骨を正面から見ると、顔の幅は意外と狭く、口先に向かって細くなっている顔の形をしており、首にあるフリルと、鳥のようなくちばしがあるなどの特徴をしています。

 

実際、パキリノサウルスという名前の由来は「分厚い鼻の爬虫類」となっており、名前の通り鼻の前面が分厚いことが特徴です。

鼻が特徴的な恐竜はなかなかいないぞ。パキリノサウルスはそういう点で、特徴的な恐竜と言えるな。
恐竜博士

 

パキリノサウルスの角はどうなってる?

赤ちゃん恐竜
ねえねえ、思ったんだけど、パキリノサウルスって角竜なのに鼻に角がないよね?

 

たしかに、パキリノサウルスは角竜に属しているのにも関わらず、鼻に角が生えていないですよね。

しかし、現在のところ、なぜ角竜なのに鼻に角がないのかという理由については、解明されていません

 

仮説として、他の恐竜との争いの時に、相手を傷つけないために進化した、角の組織を繋ぎ止めていた靭帯が化石から発見されていたことから、もともとあった角が変形した、鼻骨が盛り上がったなどの説があります。

赤ちゃん恐竜
元々は角が生えていた可能性もあるんだね!

 

パキリノサウルスのコブの表面には小さい角が複数生えていたのではないかと言われています。

赤ちゃん恐竜
そっかぁ、だからパキリノサウルスは角竜なんだね。

 

もちろん、角が生えていた可能性が高いことからパキリノサウルスが角竜に分類されているのはたしかですが、それ意外にも理由があります。

それが鼻のコブです。

 

通常の角竜であれば円錐の角が生える鼻の前面には、コブのようなものが分厚く形成されるようになっています。

このコブ部分には、血管が走るための溝が存在していることが分かっているぞ。
恐竜博士

 

パキリノサウルスにもこのコブのようなものが分厚く形成されていることが、角竜に分類された大きな理由となっています。

それどころか、このコブの部分が他の角竜に比べて大きく発達し、結果的にそのコブが、パキリノサウルスの最大の特徴とも言えます。

 

このコブの部分がどうして発達したのかは、まだまだ分からないところが多いので、今後の研究結果に注目じゃな。
恐竜博士

 

パキリノサウルスには種類があった!?

ここまでパキリノサウルスの特徴について説明していきました。

ところで、パキリノサウルスには種類があったということは、ご存じでしょうか。

赤ちゃん恐竜
えっ、種類?パキリノサウルスはパキリノサウルスじゃないの?

 

実は、今までに見つかった化石から、パキリノサウルスは3種類に分かれることが分かっています。

 

一つの属種の中で、複数の種類が発見されている恐竜は珍しいため、恐竜好きの中でも注目が集まっています。

では、その3種類について、簡単に紹介していきます。

■カナデンシス

3種の中で一番古く発見され、図鑑などのイメージに使われています。

鼻先のコブ状の角は、真正面から見ると三角形になっているのが特徴です。

 

■ラクスタイ

頭頂部に生える角が体の方向へカーブおり、顔の中心に3本の角が生えているのが特徴です。

 

■ペルトロム

一番最近発見された種類で、上のくちばしが丸い形をしているのが特徴です。

 

知らなくても困ることはないが、違いを説明できるようにしておけば、知識人として注目を集めることができるかもしれないな。
恐竜博士

 

パキリノサウルスとトリケラトプスの2種類を比較!

赤ちゃん恐竜
パキリノサウルスについては、大分わかってきたよ~。最後に気になってたんだけど、トリケラトプスも同じ角竜だよね!違いはどこにあるの?

 

角竜の中で、最も人気のある恐竜と言える、「トリケラトプス」

実は、パキリノサウルスとトリケラトプスは、恐竜が絶滅する直前まで生き残っていたと言われる、最後の角竜と言われています。

赤ちゃん恐竜
へぇ~そうなんだね!

 

そんな最後まで生き残った2匹の角竜の違いはどこなのか、最後に説明していきます。

大きな違いは次の3つです。

 

・角

・体長

・生息地

 

それぞれ解説していきます。

パキリノサウルスの鼻には、角が生えておらず、頭の上にも短いものしかないとういのは、先ほど説明した通りです。

それに対して、トリケラトプスは、角竜らしく、目の上に2本、鼻の先に1本の大きな角と大きなフリルを備え、頭蓋骨の形はパキリノサウルスに比べると体の方に大きく伸びています。

白亜紀後期に北米に生息していたとされる草食恐竜「トリケラトプス」の頭骨。頭部に生えた角を武器に、肉食恐竜ティラノサウル…

引用:ギガ恐竜展2017‐地球の絶対王者のなぞ‐ 写真特集

 

この角によって、パキリノサウルスよりもトリケラトプスの方が見た目的にかっこよく見えるため、トリケラトプスに人気が集中したのじゃろうな。
恐竜博士

体長

体長に関しては、パキリノサウルスは先ほど説明したとおり、6~8mとなっております。

それに対して、トリケラトプスは、体長が8~9mほどありました。パキリノサウルスに比べると一回りほど大きくかったことになります。

 

実際は立派な角が生えていたので、さらにトリケラトプスの方が大きく見えたじゃろうな。
恐竜博士

生息地

結論を言えば、パキリノサウルスもトリケラトプスも、北アメリカ大陸に生息していました。

赤ちゃん恐竜
じゃあ、同じだね!

 

大陸名だけで言えば、同じなのですが、パキリノサウルスは、毛が生えていることから寒い地方に、トリケラトプスは体毛はなかったため、比較的温かい地域に住んでいたと言われています。

なので、同じ北アメリカ大陸とはいえ、生息していた場所はまったく異なっていた、ということになります。

 

同じ時代に生きていた角竜と言えども、意外に違う部分が多いんじゃな。パキリノサウルスはまだまだ研究段階なので、今後さらに面白い違いが発見されるかもしれないな。今後の研究に注目じゃ。
恐竜博士

 

まとめ

今回は、パキリノサウルスについて解説していきました。

内容をおさらいすると、

 

・パキリノサウルスは大型の角竜である。

・角がなぜなくなったかは解明されていない。

・パキリノサウルスの中でも3種類に存在する。

・同じ時代を生きていたトリケラトプスとは角や生息地に違いある。

 

となります。

魅力たっぷりのパキリノサウルスの今後の研究に注目してみて下さい。

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