引用:Wikipedia
皆様は恐竜の種類をいくつご存知でしょうか?
ティラノサウルスやトリケラトプスなどは有名ですよね。
では、その中でも空を飛ぶ恐竜はいくつご存知でしょうか?
えっ、急に言われても、プテラノドンぐらいしか分からない。と思った方でもご安心ください。
この記事では、知ってるとちょっと人に自慢できちゃうタラソドロメウスという恐竜の
・特徴や大きさ
・海を走るというのは事実か?
・特徴的なトサカ
・翼竜は人を連れ去るのか
などを分かりやすくご紹介していますので、是非ご覧ください。
飛んでいる恐竜が人間を連れ去るシーンが、凄かったんだ。
飛んでいる恐竜は、空から陸地の獲物に飛び掛かるのがカッコいいよね
タラソドロメウスという恐竜がおるからの
トサカがディスプレイなんて言われとるんじゃ
タラソドロメウスってどんな恐竜?
タラソドロメウスは、アズドラコ科の恐竜で、白亜紀前期に生きていたとさせていますが、体重など、まだ分からないことが多い恐竜です。
ブラジルで化石が発見されたことから、南米に生息していたと思われ、分類は空を飛ぶ、通称翼竜と呼ばれる恐竜です。
翼竜で有名なのは、有名な映画にも出てくる、プテラノドンですよね。
翼竜名 | 翼開長(羽を広げた時の長さ) |
プテラノドン | 7メートルから8メートル |
タラソドロメウス | 4メートル |
プテラノドンは種類にもよりますが、翼開長(羽を広げた時の長さ)が、7メートルから8メートルぐらいです。
それに対して、タラソドロメウスは翼開長4メートルぐらいなので、翼竜全体では中型の恐竜です。
また、先端が鋭く尖ったクチバシと、巨大なトサカが大きな特徴となっています。
タラソドロメウスは海を走るって本当?
学名のタラソドロメウス (Thalassodromeus) は、海を走る者という意味なのですが、
残念ながら、アメンボやバジリスクというトカゲのように、水面を足で蹴りながら走る訳ではありません。
ではなぜこのような名前が付いたかと言いますと、タラソドロメウスの主食は魚だった為、
先端の尖ったクチバシを海面に差し入れ、飛びながら魚を捕まえていたと考えられているのです。
今現在でも同じ方法で魚を捕まえる鳥が存在しています。
でも確かに、恐竜が海にクチバシを入れたまま、海面スレスレを飛んでいたらまるで、走ってるように見えちゃうよね。
トサカがディスプレイってどういうこと?
基本的に翼竜は役割の分からない奇抜なトサカがついている者が多いです。
その中でも血管が通っていたと推定されているタラソドロメウスのトサカですが、その大きさが、体格に対して無駄に大きい上、厚さは1ミリと、とにかく薄いんです。
1ミリってめちゃくちゃ薄いね
このトサカの役割に関して、体温調節や種の認識、性的アピールなど様々な推測が建てられていますが、未だ決定的なものはなく、もはや色を見せたいだけの、ディスプレイなのでは?という憶測まで出ているそうです。
翼竜は人間を連れ去ったりするの?
有名な恐竜映画で、生きた人間を連れ去るシーンが印象的な翼竜ですが、もし現在もタラソドロメウスが生きていたとしたら、生きた人間を連れ去るようなことがあるのでしょうか。
その答えはNOです。
なぜなら、映画で人間を連れ去っているプテラノドンでさえ、推定体重15~20キロとガリガリなのです。人間は平均で60キロぐらいありますから、口に咥えて飛ぶなんて、まず不可能だと言われているのです。
タラソドロメウスの体重は明らかになっていませんが、プテラノドンより確実に体格の小さいことが判明しているタラソドロメウスでは、それがもっと不可能なのは明らかです。
その上タラソドロメウスの主食は魚ですので、人間を捕まえようとは思わないはずです。
まとめ
・タラソドロメウスは、中型の翼竜
・学名は海を走るという意味だが、実際はそう見えるだけ
・海にクチバシを入れたまま餌を取る
・トサカが非常に大きいが使い道は分かっていない
・人を咥えて飛ぶことは出来ない
(写真:国立科学博物館)引用:タラソドロメウス - 恐竜・翼竜大図鑑(裏辺研究所)
いかがだったでしょうか、ちょっと変わった恐竜タラソドロメウスについて、理解を深めて貰えましたでしょうか、この記事が貴方の少しでも貴方のお役に立てれば光栄です。