引用:Marchan Blog
ワニのような頭蓋骨と大きな口をもつ、クロノサウルス。
その生態についてまだまだ知られていないことも多く、もっと詳しくしりたいと思っている方も多いでしょう。
また、モササウルスに見た目が似ているため、「何が違うの?」と疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。
そこで、今回は
・クロノサウルスの生態について
・クロノサウルスの特徴について
・モササウルスとの違いについて
の以上の3点について解説していきます。
目次
クロノサウルスは最大級の首長竜?大きさや重さを解説
まずは、クロノサウルスの生態について紹介します。
基本情報は次の表の通りです。
名前 | クロノサウルス |
生息時代 | 1億1200万年前(白亜紀前期) |
生息地 | オーストラリア |
体長 | 9~10m |
体重 | 12t |
食べ物 | 肉食 |
今から1億年以上前に、オーストラリアに生息していたクロノサウルスは、首長竜の一種で、全長は9~13mほどありました。
また、体重は12tほどあったと言われています。
大きさも重さも、クロノサウルスは、首長竜の中でも最大級であったと言われています。
クロノサウルスの名前の意味は?
たしかに、どうしてクロノサウルスという名前になったのか、気になりますよね。
次に、クロノサウスの由来について、解説していきます。
クロノサウルスという名前の由来は、ギリシャ神話の中のクロノスが、自分の子供たちを丸呑みにしてお腹に封じてしまう逸話から来ています。
クロノサウスルは、その大きな口を使って、獲物を丸呑みしていたと言われています。
実際、クロノサウルスの、口を含む頭部は、頭蓋骨だけでも3m近くもあったと言われています。
これだけ大きな口があれば獲物を丸呑みすることは、十分可能だったでしょう。
クロノサウルスとモササウルスとの違いを徹底分析!
引用:恐竜レンタル最新情報
モササウルスはクロノサウルスと同じように、水中の中で獲物を捕獲して過ごしていた恐竜です。
たしかに、見た目はそっくりなため、よく同じ種類と思われてしまいます。
しかし、結論を言うと、クロノサウルスとモササウルスのまったく異なる種類の恐竜となります。
違うところは多々あるのですが、その中でも特に違いがあるのは、
・種類
・大きさ
です。
それぞれ解説していきます。
種類
モササウルスは先ほど紹介したとおり、首長竜です。
それに対して、モササウルスは、爬虫類に属する恐竜です。
種類が違うことで大きく変わってくるのは、泳ぎ方です。
クロノサウルスがウナギのように体をくねくねとして泳いでいるのに対し、モササウルスは後ろ足の部分にある、1つの大きなヒレを利用して水を蹴って泳いでいました。
結果として、クロノサウルスよりも、モササウルスの方が圧倒的に早く泳げたと言われています。
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大きさ
先ほどクロノサウルスは首長竜の中で最大級の大きさであると解説しました。
しかし、モササウルスの全長は約17m、重さは40t近くもありました。
つまり、クロノサウルよりも、モササウルスの方が圧倒的に大きかったということがわかります。
噛む力が最強?クロノサウルスのその他の特徴
引用:テツの部屋B
ここまで、クロノサウルスの基本的なことについて解説していきました。
最後に、まだ紹介しきれていない、クロノサウスの特徴について紹介します。
それは、噛む力です。
クロノサウルスの噛む力は、最強の恐竜と言われていたティラノサウルスよりも、はるかに強かったと言われています。
実際、化石で発見された胃の中には、大型の動物や亀の甲羅などが残っていたようです。
何でも食べてしまうことから、「海のティラノサウルス」とも呼ばれるほど凶暴で、海の中の食物連鎖の中では一番上の方にいた種類でした。
さらに、クロノサウルスには最大25cmにもなる歯が生えていたと言われています。
歯の形は、タケノコのように根本が太く、先が鋭い牙状のものが生えていましたが、実は口の奥に行くほど丸みを帯びた形になっており、奥の歯を使って硬い貝や骨などを噛み砕いていたのだと推測されています。
まとめ
ここまでクロノサウルスについてご紹介してきました。
内容をまとめると
・クロノサウルスの全長は9~13m、体重は12tほどで最大級の首長竜だった。
・モササウルスはクロノサウルスよりもかなり大きく、種類も違う。
・噛む力はティラノサウルスも超えてしまうほど強い。
となります。
未だに解明されていないことも多いクロノサウルスの生態について、今後の研究に期待しましょう。