引用元:マプサウルス - 恐竜だいす記!
マプサウルスという恐竜を知っていますか?
有名な恐竜ではありませんが、その体の全長はティラノサウルスを上回っていたと考えられています。
今回はそんなマプサウルスの、
・どんな恐竜なのか
・大きさや重さ、化石について
・名前の意味
について紹介します。
目次
マプサウルスはどんな恐竜?
マプサウルスの分類や生きた時代など基本情報について見ていきます。
引用元:88889 Collecta【マプサウルス】|動物・恐竜フィギュアのZOOO!
マプサウルス
科名 カルカロドントサウルス科
分類 獣脚類、竜盤類、獣脚亜目、ケヌタラ下目、アロサウルス上科
生息地(発見地) 南米(アルゼンチン、チリ)
時代 1億∼9000万年前(白亜紀)
食べ物 肉
繁殖形態 卵生
繰り返しになりますが、マプサウルスはその名前はあまり有名ではありませんが、体の全長は最大級の肉食恐竜、ティラノサウルスよりも大きかったと考えられています。
ここは陰に隠れがちなマプサウルスやサウロファガナクスとかにスポットを当ててあげなよ...(グラブル未プレイ勢) pic.twitter.com/ntATX8QkgA
— akuzya (@kuazyamatu2000) January 15, 2021
あのアルゼンチノサウルスにも、マプサウルスという強敵がいたとは…
— しぶ (@manashi1192) January 14, 2021
あまり有名でありませんが、その大きさから強そうという事がイメージされるのではないでしょうか。
マプサウルスは比較的軽量とされています。
しかし、分類は重量型のギガノトサウルスやカルカロドントサウルスと同じです。ギガノトサウルスやカルカロドントサウルスは下記のような恐竜です。
ギガノトサウルス
引用元:ギガノトサウルスはT.レックスよりも大きかったが、それでもその影に隠れている
カルカロドントサウルス
引用元:Marchan Blog: カルカロドントサウルス Carcharodontosaurus
また、マプサウルスは集団で生活していたと言われています。
大きさや重さ
マプサウルスは、大きさ約11∼13m、重さ約3∼4トンです。
ティラノサウルスの大きさと比較すると、ティラノサウルスの大きさは約12m、重さ4∼7トンなので、大きな差ではありませんが、全長でみるとやはりマプサウルスの方が大きいですね。
マプサウルスの名前の意味
マプサウルスの名前の意味は「地球のトカゲ」または「大地のトカゲ」という意味です。
また、学名はマプサウルス・ロゼアエです。
「ロゼアエ」というのは、発見者の名前と発見地がアルゼンチンということで、地面が赤土なことから付けられました。
マプサウルスの体の特徴
マプサウルスの体の3つの特徴についてみていきます。
1.体の空洞や穴
上記でティラノサウルスより全長が大きいものの、重さはティラノサウルスより体重が軽いということに疑問を持った人もいるのではないでしょうか。これが1つ目の特徴と関係しています。
それは、マプサウルスの体に空洞や穴があるためです。
何のためにこの空洞や穴があるのかはわかりませんでしたが、マプサウルスは頭骨が大きく全長もあるものの、この空洞や穴があるため大きさの割に体重が軽くなっています。
2.歯
2つ目の特徴は歯です。マプサウルスの歯の化石は、大きさの異なるものがたくさん見つかっています。その形はナイフのように鋭いもので、典型的なカルカロドントサウルス型の歯です。
マプサウルスの歯(カルカロドントサウルス型の歯)は、他の獣脚類と比べるとその特徴がよくわかります。
他の獣脚類にティラノサウルスを挙げますが、ティラノサウルスの歯は大きく頑丈で、幅もあり分厚く、鋭い歯をしています。これに対しマプサウルスの歯は、非常に細長く、厚さも薄いですが鋭さは変わりません。
下記がティラノサウルスの歯です。
引用元:ティラノサウルスの歯、爪の化石の販売、Tyrannosaurus,tooth,teeth,sale
つまり、ティラノサウルスの歯は骨をかみ砕くのに適しており、マプサウルスの歯は肉を噛み裂いたり獲物を出血死させることに適していたと言えます。
3.後足
3つ目はマプサウルスの後足です。
マプサウルスの後足は、アロサウルスのものと似ています。
これがアロサウルスです。
引用元:海洋堂アロサウルス☆ | さものフィギュアなどなどブログ
アロサウルスの後足は、大きく強力であったとされています。マプサウルスの後足もとても頑丈な作りで、筋肉がかなりあったと考えられています。
マプサウルスの化石
マプサウルスの化石はとても珍しい状況で発見されました。どういったことなのか詳しく見ていきます。
大型の獣脚類の化石は普通、単独で発見されることが多いです。しかしマプサウルスの化石は、7体がまとまって見つかったのです。
このとても珍しい状況で見つかった例は他に、アルバートサウルス、ダスプレトサウルスしかありません。
また、マプサウルスの若い個体の骨は、生体の頑丈な骨と比べてずっと細く華奢なことから、若いときには体が軽くて足が速く、成長するにつれ重くなり、活動的でなかったと考えられています。
マプサウルスの化石は販売されている?
結論からいうと、マプサウルスの化石は販売されていませんでした。
過去に販売されていたというものありませんでした。
レプリカのものもありませんでした。マプサウルスはあまり有名な恐竜でなく、展示されている場所もたくさんあるわけではないので、レプリカでの再現も難しいということなのでしょうか。
マプサウルスはどこで展示されている?
またマプサウルスの化石は、愛知県名古屋市にある名古屋市科学館に展示されています。
名古屋市科学館
引用元:名古屋市科学館 | この街・マイタウン<東海・名古屋支店エリア>|不動産売買(購入・売却)・物件情報なら【みずほ不動産販売】
〒460-0008
愛知県名古屋市中区栄2丁目17-1
TEL 052-201-4486
名古屋市科学館は世界最大のプラネタリウムも有名ですね。また生命館、天文館、理工館に分かれており、マプサウルスだけでなく1日楽しめるのではないでしょうか。
まとめ
・マプサウルスの全長はティラノサウルスよりも大きい
・大きさは約11∼13m、重さは約3∼4トン
・化石が7体がまとまって見つかった
・名前の意味は「地球のトカゲ」や「大地のトカゲ」
マプサウルスについて知ることはできましたか?