引用:オウラノサウルス
この写真の恐竜はオウラノサウルスと言います。
画像でもわかるように背中に大きな帆を持つ恐竜です。
このような面白い特徴を持つオウラノサウルスですが、あまりメジャーな恐竜では無い為、その生態についてはあまり知られていません。
今回はオウラノサウルスの事をよく知りたいという方の為に
オウラノサウルスの大きさや体重
オウラノサウルスの特徴
オウラノサウルスの鳴き声
オウラノサウルスは肉食?草食?
について解説していきますので、是非ご覧ください。
目次
オウラノサウルスはとはどんな恐竜?
まず最初にオウラノサウルスはどんな恐竜なのか見ていきましょう。
引用:恐竜のデジタル図鑑
オウラノサウルスは白亜紀後期(1億3500万 -- 6500万年前)に生きていた恐竜です。
生息地はアフリカ大陸の北アフリカ(ニジェール)に生息していた恐竜で、鳥脚類の一種でもあります。
1966年にフランスの原子力委員会の地質学者がニジェール・テネレ砂漠を探索したときに初めて化石が見つかりました。
その後1976年に古生物学者のフィリップ・タケによって「ニジェールの勇敢な爬虫類」またはギリシャ神話のウラヌスにちなんで「天のトカゲ」を意味するオウラノサウルス・ニジェーリエンシスと命名された。
オウラノサウルスの大きさや体重
別名 | 勇敢なトカゲ |
繁殖 | 卵 |
全高 | 3メートル |
全長 | 7メートル |
体重 | 4t |
オウラノサウルスの体重は4tで、体長はおよそ7メートルもあったそうです。
オウラノサウルスの特徴
そんなオウラノサウルスですが、見た目や鳴き声にはどのような特徴があるのか見ていきましょう。
引用:Weblio辞書
オウラノサウルスの背中
オウラノサウルスの最大の特徴と言えば背中の大きな帆です。
この帆は、脊椎の神経棘が伸びて発達したものと言われており、薄い作りになっていたそうです。
この時代は大変暑かったとされているので、体温調節に使っていたというのが一番有力な説ですが、全員が全員帆を持っていたわけではないので、断定はできません。
そのため、体温調節以外にもラクダのコブの様に脂肪や水分等を貯蓄した説や、捕食者に食べられないように、威嚇するためのディスプレイだった説など様々な説が飛び交っています。
最近では、背中周りにムッキムキの筋肉が備わっていたという説も囁かれており、このマッスルボディを駆使して群れの中で優位に立てるようアピールしていたのではないかとも言われています。
また、頭部の形はイグアノドンよりはカモノハシ竜に似た形をしていたそうです。
オウラノサウルスの鳴き声
オウラノサウルスの鳴き声についてなのですが、残念ながらこれは今はまだ分かっていないそうです。
何故なら上でも書いたと同じオウラノサウルスの頭部はカモノハシ竜、つまりカモノハシのような顔をしています。
しかし、そのカモノハシでさえあまり鳴かない動物として有名で鳴き声のデーターは貴重なものとされています。
もしかしから、オウラノサウルスもあまり鳴かない恐竜だったのかもしれません。
オウラノサウルスは肉食?草食?
そんなオウラノサウルスですが、肉食恐竜だったのでしょうか?それとも草食恐竜だったのしょうか?
結論から言うとオウラノサウルスは草食恐竜です。
舌も長かったことから、キリンのような食べ方をしていたのではないかと言われています。
引用:Twitter
オウラノサウルスは草食で、草や葉を食べていたのですが、実はこの時代にはオウラノサウルスを食べていた肉食恐竜が沢山いたのです。
オウラノサウルスのサウルスが生きていた同時期同地には、スピノサウルスとカルカロドントサウルスという恐竜が生息しており、主に後者に狩られていたとされています。
そのためラネット・ダイナソーというドキュメンタリーテレビでは、9500万年前〜9300万年前の北アフリカを舞台とした話に登場し、2種類の大型獣脚類カルカロドントサウルスとスピノサウルスの餌食となる場面が何度か見られます。
- そのほかもDION2/恐竜物語という漫画では、白亜紀前期の北アフリカを舞台とした作品の冒頭にて、主人公の人間にまで食糧とされています。
まとめ
最後にこの記事を簡単にまとめるとこうです。
オウラノサウルスの大きさは7メートル、体重4t
背中の大きな帆は体温調節の役割などがある
オウラノサウルスの鳴き声はいまだにわかっていない
オウラノサウルスは草食恐竜で、肉食恐竜に捕食されていたイメージが強い
いかがだったでしょうか。
オウラノサウルスについて少しでも理解を深めれたでしょうか?
オウラノサウルスはマイナーな恐竜ではありますが、その特徴的な見た目や可哀想な境遇から一部の人には人気があり、YouTubeには解説動画も上がっています。
気になった方は見てみてください。
以上
この記事が貴方のお役に立てれば幸いです。