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ステノプテリギウスってどんな恐竜? 大きさや重さ、食べ物や鳴き声など解説

 

引用先:恐竜図鑑

突然じゃが、ステノプテリギウスは知っておるかな?
恐竜博士
赤ちゃん恐竜
うーん、あんまり聞いたことはないかぁ

イルカ? サメ? なんだかよく分からないけど、つぶらな瞳がとっても可愛い恐竜、ステノプテリギウスです。
本記事では、以下の項目について説明します。

 

今回の解説ポイント

  • ステノプテリギウスの特徴
  • ステノプテリギウスが食べていたもの
  • ステノプテリギウスの鳴き声とは?

 

この何とも言えない可愛さを持つ恐竜について、紹介します。

 

ステノプテリギウスの特徴

ステノプテリギウスの特徴は大きく分けて3つあります。
以下の項目について、解説していきます。

⓵生きていた環境
②強膜輪
③体の模様

⓵ ステノプテリギウスの生態

学名:Stenopterygius quadriscissus(ステノプテリギウス・クアドリスキッサス)
分類:爬虫綱 双弓亜綱 広弓下網 魚竜上目 ステノプテリギウス科
主な生息地:ヨーロッパの海(イギリス、フランス、ドイツ、スイス)
大きさ:3~4m
重さ:約163~168kg
時代:中生代ジュラ紀(1億9500万~1億3500万年前)

引用:wikipedia

 

ジュラ紀は恐竜が最も栄えた時代で、魚竜の進化が進んだ時代でもあります。
長年にわたって続いた火山活動により、大気中の二酸化炭素の濃度が高くなった結果、温度と湿度が上がり、降水量も格段に多くなりました。
そのため、植物も動物も種類が増えに増えて、多種多様な生命系が生まれる要因となりました。

ドイツのホルツマーデンの採石場の黒い頁(けつ)岩からは、魚竜をはじめとした海に住んでいた生物の化石が多く発見され、研究に大きく貢献していることで有名です。魚竜の化石は大物とも呼ばれているほどです。

魚竜は水中で生活することに適応した爬虫類で、エラ呼吸ではなく肺で呼吸するので、度たび海面に浮上していました。

上下に広がった尾びれとほっそりとした体は高速遊泳に適しており、最高速度は毎秒1.5メートル(時速5 - 6キロメートル前後)に達したとされています。
この速度は現在のマグロ類と同じ速さなのです。

 

Mostafa ElturkeyによるPixabayからの画像
魚類とは系統が一切関係がないものの、水中ではかなり速い恐竜だった。

 

ステノプテリギウスは長く歯がついたくちばしをもち、ひれ状の四肢に半円上の尾びれ、背中には三角形の背びれを持っていました。
生態系も現代のイルカに近く、一生を沖合で過ごしていたようです。
また、ステノプテリギウスはクジラのように潜水できたと考えられる恐竜です。

その姿はイルカによく似ていますが、種族はまったく違います。
生息していた環境や生活の仕方が似ていたために、進化の過程でこのような性質を得たと考えられています。

赤ちゃん恐竜
え!?イルカの親戚じゃないの?

② 特徴的な目について

くりくりした大きな眼は強膜輪と呼ばれる強膜を保護するための骨であり、眼球の形状を維持するためのものです。
海中を遊泳する際に、様々な方向からかかる圧力から目を守るために備えられているという観点があります。
この大きな眼により、光の少ない夜でも獲物を探すことができたとされています。

そのつぶらな瞳にもしっかりと役割があるんじゃな
恐竜博士

最近では、お腹の中に赤ちゃんがいる化石が実際に発見されたことは話題にもなりました。
クジラの子どもと同じように、窒息を防ぐために尾の側から生まれ、すぐに泳げたようです。

③ 体の模様に意味がある

また、イルカやクジラのように皮下脂肪を持り、体温維持が可能であることが分かりました。
化石には皮膚のしわやひだまで残り、色素を含む細胞なども見つかり、大きな議論を呼びました。

魚竜がメラニンなどを含む細胞を持つことは1950年代から分かっていたことですが、研究の際には強力なX線装置を使いました。
腹よりも背中の方が色が濃いことが分かり、イルカを始めとした多くの海洋生物を同じ配色であることが分かりました。この配色は水中で見つかりにくくするためのカモフラージュになるだけでなく、体温調節にも役立ちます。

 

ステノプテリギウスが食べていたもの

Andrew MartinによるPixabayからの画像

ステノプテリギウスは肉食恐竜で、魚やアンモナイト、軟体動物などの頭足類を捕食していました。
アンモナイトもジュラ紀に大繁栄した海中生物の一種で、渦巻の殻を持っていることが特徴です。
実際、腹部内腔から捕食動物の残骸が含まれていました。

 

ステノプテリギウスの鳴き声とは?

呼吸やげっぷをするときに出る音に近く、威嚇の際には攻撃性を示す「シューッ」という音に近いものであったと考えられています。
ステノプテリギウスなどの魚竜に関しても同じことがいえるでしょう。

恐竜の鳴き声と言うと、映画などで見られる迫力のある遠吠えを想像されると思います。
実はあの鳴き声は合成で作られており、実際の恐竜のものとは程遠いものであることをご存知でしょうか。

これはどの恐竜にも言えることなのですが、鳴き声を出すための発声器官は化石になる際に朽ちてしまい、ほとんど残りません。
形が残らないので、今もはっきりと分からないことが多いのです。
また、恐竜から進化したとされるトカゲなどの爬虫類は発声器官を備えていませんし、ワニや鳥類の声帯からもあの唸り声は出ないと考えられています。

 

まとめ

今日はステノプテリギウスという恐竜についてご紹介しました。

 

  • マグロと同じ速さで泳ぐ魚竜
  • イルカと似たような点を持つが、まったく違う種族
  • アンモナイトなどを捕食し、残骸がある化石も見つかった

 

酸素が少ない深海で化石になると、タンパク質が損なわれることなく化石となるようです。
標本として非常にいい状態で発見され、分析することで当時の他の生物の生態や進化などが明らかになるとされています。

非常に珍しいこの化石は、今後の研究に貢献することでしょう。
イルカなど現在の生物に見られる特徴があり、何とも不思議で興味深い恐竜でした。

ジュラ紀に生きたこの恐竜について、少しでも知ることができたなら幸いです。

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