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その他の恐竜

ズンガリプテルスは恐竜?大きさや重さ、餌、意味などを解説

引用:ズンガリプテルス(Dsungaripterus) | 恐竜図鑑

ズンガリプテルスという翼竜はご存知でしょうか?

ズンガリプテルスとは中国で最初に発見された翼竜です。

 

そんなズンガリプテルスですが、

ズンガリプテルスって恐竜なの?

ズンガリプテルスの大きさは?重さは?

何を食べているの?

名前の由来は?

といろんな疑問があるかと思います。

 

この記事では

・ズンガリプテルスとは恐竜なのか!?

・ズンガリプテルスの基本情報

・ズンガリプテルスの最大の特徴

・ズンガリプテルスの餌は!?

・ズンガリプテルスの発掘と名前の由来

について詳しく説明していきます。

 

ズンガリプテルスとは恐竜なのか!?

この章では、ズンガリプテルスを含む「翼竜とは恐竜なのか!?」という疑問について説明していきます。

 

結果からいいますと爬虫類 > 主竜類に含まれるといわれています。

最初に翼竜が発見されたのは1784年です。

当初は分類の帰属や生態に様々な説が飛び交っていましたが、19世紀のフランスの博物学者であるジョルジュ・キヴィエが初めて翼竜が空飛ぶ爬虫類だと示しました。

 

恐竜は主竜類という分類に分けられます。

翼竜も主竜類に含まれますが、三畳紀中期に分岐した別グループであるといれています。

しかし共通の祖先をもつ極めて近縁な動物群です。

さらに、翼竜と鳥類との類縁関係は恐竜を経由した間接的なものであることから叔父と甥のような関係であるといわれています。

 

ズンガリプテルスの基本情報

この章ではズンガリプテルスの特徴について、

・ズンガリプテルスの主な特徴

・ズンガリプテルスのその他の特徴

に分けて説明していきます。

ズンガリプテルスの主な特徴

大きさ 約3m~3.5m
重さ 20kg
分類 翼指竜亜目 ズンガリプテルス科 ズンガリプテルス属
繁殖形態

ズンガリプテルスは1億5000万(ジュラ紀後半)~1億年前(白亜紀前期)に生息していました。

ズンガリプテルスの大きさは翼開長で考えられており、3~3.5mと翼竜にしては大型です。

重さは他の翼竜同様に大きさのわりに軽かったといわれています。

その他の特徴

引用:ズンガリプテルス - Wikipedia

頭骨長は50cmあり、幅が狭く丈が長いといわれています。

鼻孔と前眼窩窓が一体化した鼻前眼窩窓が頭骨での最大の開口部となっておりそれに押された形で上後方に小さな眼窩があります。

後頭部には骨質の突起が伸びており、それ以外にも前頭部から吻部中程にかけて薄くて低い骨質稜が存在しています。

 

翼竜は軽量化のために鳥類と同様に中空度は高く骨壁が非常に薄い骨を持っているのが普通です。

しかしズンガリプテルスの仲間の場合、その脛骨などは比較的骨壁が厚いのが特徴になっています。

 

ズンガリプテルスの最大の特徴

引用:ズンガリプテルス - Wikipedia

続いてこの章では、ズンガリプテルスの最大の特徴といわれている「上下顎」について説明していきます。

上下顎はピンセットのような先端が上方に反り返っています。

 

ズンガリプテルスには口裂後半部には上下顎おもに鈍頭の疣上構造が並んでいます

それを真性の歯であるという説と顎骨が変化した突起でありすなわち無歯であるという二つの異なる説が存在しています。

 

ズンガリプテルスの餌は!?

ズンガリプテルスは貝類・甲殻類を食べていました。

では、なぜ貝類・甲殻類を食べていたと考えられているのでしょうか?

 

大部分の翼竜は魚を主な食料としていました。

そのため、浅い海の地層から見つかっているのに対してズンガリプテルスは内陸の湖の地層からも化石が見つかっています。

これは、珍しい例であるといわれています。

 

さらに最大の特徴といわれている上下顎。

上下顎のピンセットのような形が、砂の中から貝類・甲殻類を探していたと考えられており、さらに鈍頭歯状の構造が獲物の固い殻をかみ砕くための構造をしているといわれています。

これらのことから、湖や河川で渉禽類のように水辺の地表で貝類・甲殻類を探し出し、かたい殻をかみ砕いて食べていたと考えれています。

 

ズンガリプテルスの発掘と名前の由来

1964年中国の古脊椎動物学である楊鍾健により中国新疆ウイグル自治区にて発見報告されました。

その後も、内モンゴルや韓国など東アジア地域の白亜紀前期の地層から化石が発見されています。

一方、アフリカやドイツではジュラ紀後期に地層から発見されており、時間的にも地理的にも広がって生息していたことが確認されました。

 

名前の由来は、発見地でもあるジュンガル盆地の地名をとって「ジュンガルの翼」と意味します。

 

まとめ

ここまでズンガリプテルスという翼竜について説明してきました。

ズンガリプテルスは、

・翼竜とは空飛ぶ爬虫類

・大きさ3m~3.5mで重さは20kg

・ピンセットのような上下顎が最大の特徴で貝類や甲殻類を食べていた

・ジュラ紀後期から白亜紀前期に東アジア地域からアフリカ、ドイツに生息

・名前の由来は「ジュンガルの翼」

ズンガリプテルスについての疑問は解消できましたか?

この記事が少しでも役に立てていたら良いと思います。

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