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その他の恐竜

エウディモルフォドンの特徴|大きさ、重さ、餌、意味など解説

引用:エウディモルフォドン - Wikipedia

エウディモルフォドンをご存じですか?

エウディモルフォドンとは現在知られている中で最も古い翼竜の一つです。

 

そんなエウディモルフォドンですが、

大きさってどれくらいなのかな?

重さは重たいのかな・・・?

何を食べてんだろう?

などと疑問に思うことは多いかと思います。

 

そんな方に向けて、この記事では

・エウディモルフォドンの基本情報

・エウディモルフォドンの餌は?

・エウディモルフォドンの名前の意味は?

について詳しく説明していきます。

 

エウディモルフォドンの基本情報

この章では、エウディモルフォドンの基本情報を

・エウディモルフォドンの主な特徴

・エウディモルフォドンのその他の特徴

に分けて説明していきます。

エウディモルフォドンの主な特徴

引用:川崎悟司イラスト集・エウディモルフォドン

大きさ 約1m
重さ 2~10kg
分類 翼竜目 嘴口竜亜目 エウディモルフォドン科 エウディモルフォドン属

エウディモルフォドンはイタリアのチェーネ地方で発見。

ほぼ同じ地域で発見されているペテイノサウルスとともに最も古い翼竜といわれています。

最古の鳥であるとされている始祖鳥の登場よりも約3000万年早かったとされており、2億1500万年~2億400万年前(三畳紀後期)に生息していました。

 

翼竜の大きさは、翼を広げた長さ(翼開長)で表されており約1mです。

引用:【鳥の身体測定】鳥の大きさってドコからドコまで?全長・翼開長ナド測り方イロイロ | コトリペストリ

これは、現生している鳥ではハシボソガラスと同じ大きさとなります。

重さは軽いもので2kg大きくても10kgほどであったといわれています。

大きさ、重さから見ても、他の嘴口竜亜目と同じように小型であったと分かります。

 

翼竜目には嘴口竜亜目と翼指竜亜目に分かれています。

嘴口竜亜目は三畳紀からジュラ紀に多く生息していましたが、ジュラ紀末には多く絶滅し衰退していきました。

この頃には鳥類が飛行を始めていたとされており、小型種は鳥類との競争に負けたのではないかと考えられています。

エウディモルフォドンのその他の特徴

ほぼ同じ地域に生息しており、エウディモルフォドンと共に最も古い翼竜の一つと考えられているペテイノサウルスと共通点が多いといわれています。

引用:ペテイノサウルス(Peteinosaurus) | 恐竜図鑑

ペテイノサウルスは特徴的な長い尾を持っていたといわれていますが、尾に関してはエウディモルフォドンの方が「大きく長い尾」をもっていました。

さらに、尾の先端には「ひし形のヒレ」がついていました。

これは、空中での操縦コースを調整することに役立っていたと考えられています。

 

共通点は多いですが、エウディモルフォドンとは近縁関係があるわけではありません。

 

翼竜は翼を形成している前足の第4指が異常に長く、この第4指から出ている広い皮膚が胴体とつながることにより翼を形成しています。

エウディモルフォドンも同様の形で翼を形成されています。

 

繁殖形態は卵生であったと考えられています。

 

エウディモルフォドンの餌は?

エウディモルフォドンは「魚を食べていた」と考えられています。

でも、なぜ魚を食べていたと考えられているのでしょか?

 

エウディモルフォドンの口は細長く先端がやや尖って少し下向きになっていました。

これは海面近くを泳いでいる魚をとらえられるのには最適な形状といえます。

 

口の中の歯は前の方に長い牙があり、後ろの方の歯は多歯冠尖頭といい先端が5つに分かれていたといわれています。

この口の特徴は捕えた魚の鱗を砕くのに有利だと考えられています。

また、多くの個体は魚の鱗を砕く際に歯がすり減ってしまったようで噛み合う部分が平らになっていました。

 

魚を食べる翼竜は多くいましたが、エウディモルフォドンのような歯の形状をした翼竜は他にはいませんでした。

これは、エウディモルフォドンの最大の特徴ともいえるでしょう。

 

エウディモルフォドンの名前の意味は?

エウディモルフォドンの名前の由来は、最大の特徴といえる牙のように尖った歯とギザギザのある歯の2種類の形の異なった歯です。

ギリシャ語で、

エウ  → 真の

ディ  → 

モルフォ→ 形状

ドン  → 

の意味を持つ言葉から「真の2種類の歯」、エウディモルフォドンと名づけられました。

実際は、エウディモルフォドンは日本での発音となっています。

世界共通発音ではユーディモルフォドンといいます。

 

ディモルフォドンという似た名前の翼竜がいます。

引用:ディモルフォドン(Dimorphodon) | 恐竜図鑑

ディモルフォドンは「2種類の歯」という意味をもっており、歯の特徴から名づけられています。

似た名前を持っていますが、エウディモルフォドンとは違った歯の形状をしています。

名前は似ていますがペテイノサウルス同様、エウディモルフォドンとは近縁関係があるわけではありません。

 

まとめ

これまでエウディモルフォドンについて、いろんな章で説明していきました。

エウディモルフォドンは、

・最古の翼竜

・翼開長約1mで重さは2kg~10kg

・三畳紀後期のイタリアに生息

・歯の特徴から魚類を餌としていた

・名前の意味は、真の2種類の歯

エウディモルフォドンの疑問は解消されましたか?

この記事が少しでも役に立てていたら良いと思います。

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