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ズニケラトプスの特徴|体長や重さ、餌、意味、意味など解説

引用:恐竜図鑑

『ケラトプス』や『角竜類』と聞くと、トリケラトプスなどの頭に大きなフリルや角がある恐竜の姿を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

 

今回解説するズニケラトプスはそんな角竜類ケラトプス科の中でも、フリルと角の両方を備えた最初の恐竜だとされています。

 

あまりメジャーではありませんが、いったいどのような恐竜だったのでしょうか。

今回は下記の内容について解説していきます。

・ズニケラトプスの特徴は?

・ズニケラトプスの大きさは?

・ズニケラトプスは何を食べていたの?

・ズニケラトプスの名前の意味は?

 

ズニケラトプスの特徴は?

学名 Zuniceratops christopheri  (ズニケラトプス・クリストフェリ)
分類 竜盤目、周飾頭亜目、角竜下目、ケラトプス科、ズニケラトプス属
時代 後期白亜紀初頭(約9300万年前)
生息地(発見地) 北アメリカ(ニューメキシコ州)
食性 植物食
繁殖形態 卵生

引用:dinosaurio

ズニケラトプスには、ひたいの角後頭部のフリル、くちばし鼻の上のうね状の突起といった特徴があります。

 

なかでも、特徴的な角とフリルについてそれぞれ解説していきます。

額にある大きな角

額には大きな2本の角が生えていました。

ズニケラトプスは角竜類・ケラトプス科の恐竜として初めて角を有しました。

 

この角は成長とともに大きくなり、他の恐竜から身を守るためや、植物をなぎ倒す役割があったと考えられています。

装飾だったという説もあるのう
恐竜博士

大きな穴があいたフリル

ズニケラトプスは首から後頭部にかけて大きなフリルと呼ばれる襟飾りがあり、フリルには左右に2つの大きな穴があいていました。

 

そのためフリルは脆弱で、肉食恐竜などから防御できる構造ではなく、体温調節や異性へのアピール、威嚇、頭骨を軽くするため等、様々な用途が考えられています。

 

ほとんどのケラトプス科恐竜のフリルには穴があいていたんじゃ
恐竜博士

 

見た目より軽い?ズニケラトプスの大きさや重さ

ズニケラトプスは体長約33.5m体高は腰部で約1m体重約100150kg小柄な恐竜です。

 

引用:恐竜図鑑

赤ちゃん恐竜
がっしりとして重そうなのに体重は軽いんだね!でも恐竜の体重ってどのくらいなんだろう?

では、他の恐竜と比較してみましょう。

 

同じ角竜類のプロトケラトプスは、体型はそれほど変わりませんが、体長1.5〜3mとズニケラトプスより小さいながらも体重は約230kgあります。

引用:wikipedia

草食恐竜のパキケファロサウルス・ワイオミンゲンシスは体長3m、体重約115kgとズニケラトプスと同程度の体長と体重です。

パキケファロサウルスは頭蓋骨が分厚いため頭部が重いとはいえ、見た目はスリムでズニケラトプスと同じくらいの体重には見えませんね。

引用:national geographic

このようにズニケラトプスは大きさや体型に似合わず体重が軽い恐竜なのです。

 

ズニケラトプスの餌はなに?

ズニケラトプスは植物食恐竜です。

シダやソテツなどを鋭いくちばしでかじり取って食べていたと考えられます。

 

成長したズニケラトプスは他のケラトプス類と同じく丈夫な歯で硬い植物もすりつぶしていたと考えられます。

 

最初に発見された標本は頭骨1つと複数の個体の骨でしたが、その頭骨は若い個体のもので歯は単根歯でした。

 

しかし、後に発見された標本では複根歯となっており、ズニケラトプスの歯は成長と共に単根歯から複根歯へと生え変わっていたことがわかります。

 

ケラトプス科では単根歯は珍しいことなんじゃ
恐竜博士

 

なお、複数の個体が一緒に発見されたため、ズニケラトプスは群れで行動していたと考えられます。

 

ズニケラトプスってどういう意味?

ズニケラトプスの名前は、ネイティブアメリカンのズ二族に由来しています。

化石が発見されたアメリカ合衆国ニューメキシコ州のズニ族が暮らしているあたりで化石が発見されたことから、この名前が付けられました。

ケラトプスはギリシャ語で、『角のある顔』です。

化石の発見者は子どもだった!?

ズニケラトプスの化石は1996年アメリカ合衆国ニューメキシコ州西央部のモレノヒル層から、当時8歳のクリストファー・ウルフ少年が発見しました。

赤ちゃん恐竜
へぇ!小さな子が新しい恐竜を発見したんだ!

その後、約2年の研究を経て1998年に彼のお父さんである古生物学者のダグラス・G・ウルフ氏とジェームズ・カークランド氏によって命名、発表されました。

少年が新しい恐竜を発見したなんて、なんだか映画のようですね。

 

ズニケラトプスはアジアから北米に渡った最初のケラトプス?

ズニケラトプスは北アメリカで現在発見されているケラトプス科の恐竜としては最も古い種類です。

 

赤ちゃん恐竜
"北アメリカで"ってことは他の地域にもケラトプス科はいたの?
うむ、ケラトプス科の恐竜はアジアにも生息しておったんじゃ
恐竜博士

 

ケラトプス類の恐竜は後期白亜紀の初期にアジアからララミディア大陸に移り住んでケトラプス科として進化し、その一部が再びアジアに帰ったと考えられています。

 

ズニケラトプスはまさに、アジアからララミディア大陸に移り住んだ最初のケラトプス科の恐竜だと言われています。

ララミディア大陸とは、後期白亜紀に北アメリカ大陸の東西を西部内陸海路によって分断され出現した大陸で、アジアとは陸続きでした。

トリケラトプスなどケラトプス科恐竜の進化の舞台とされています。

引用:togetter

また、ズニケラトプスは"原始的で角がほとんど目立たないアーケオケラトプスなどの初期の角竜" から "巨大なフリルや角を持つトリケラトプスなどの大型の角竜" への進化的における中間段階であるとされています。

アーケオケラトプス

引用:恐竜図鑑

トリケラトプス

引用:KAIYODO

ズニケラトプスは角竜の進化を説明する上で重要な種であったんじゃ
恐竜博士

 

まとめ

ズニケラトプスがどのような恐竜であったかについて説明してきましたが、いかがでしたか?

・ズニケラトプスには頭に大きなフリルと角があった

・ズニケラトプスは体長3〜3.5m、体重100〜150kg

・ズニケラトプスはシダやソテツを食べていた

・ズニケラトプスはネイティブアメリカンのズニ族から名前がつけられた

・ズニケラトプスは、アジアから北米に移り住んだ最初のケラトプスであった

ズニケラトプスはまだ化石があまり発見されていないため、わからないことも多い恐竜です。

 

しかしケラトプス科の進化にとって重要な種であったかもしれないということで、今後も新たな発見や情報が出てくるのが楽しみですね。

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