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その他の恐竜

プレストスクスは恐竜?大きさや重さ、餌などの特徴は?

引用:恐竜図鑑

赤ちゃん恐竜
プレストスクスってワニみたいな見た目だけど、恐竜なの?

三畳紀後期に生きていたといわれるプレストスクスですが、実は恐竜ではありません。

では恐竜じゃないとしたら、いったいどのような生き物なのでしょうか?

 

どんな特徴があったのか、どれくらいの大きさだったのか、何を食べていたのか、など気になっている人もいるかと思います。

そこで今回は、

・プレストスクスはどんな生き物なのか

・プレストスクスの特徴

・プレストスクスの大きさや重さ

・プレストスクスの餌

 

などについて詳しく解説していきます。

 

プレストスクスの基本情報

名前 プレストスクス
分類 爬虫綱、双弓亜綱、主竜形下綱、クルロタルシ類、プレストスクス科
生息地 南米(ブラジル)
時代 三畳紀後期(約2億4,200万年前)
繁殖形態 卵生

プレストスクスは三畳紀後期に南米に生息していた主竜類です。

名前の由来

プレストスクスの名前の意味は、「プレステスのワニ」です。

化石の発見場所であるブラジルの古生物学者ビセンティーノ・プレステス・デ・アルメイダの名前から敵名されています。

 

だが、発見したのはドイツの古生物学者のフォン・フューネなんじゃよ
恐竜博士
赤ちゃん恐竜
発見者の名前じゃないんだ…ちょっと紛らわしいね

 

プレストスクスは恐竜じゃない?

プレストスクスは恐竜ではなく、ワニに近縁の生き物です。

赤ちゃん恐竜
やっぱりワニに近い生き物だったんだね

三畳紀はまだ恐竜が誕生したばかりの時代で、この頃はプレストスクスの他に、サウロスクスポトスクスなど、原始的なワニ類ワニに近縁の生き物が繁栄していました。

引用:古世界の住人 サウロスクス

引用:古世界の住人 ポストスクス

プレストスクスを含むこれらの生き物は、主竜類の中のクルロタルシ類に分類されます。

 

クルロタルシ類とは

主竜類は主に大きくクルロタルシ類鳥頸類(オルニソディラ類)の二つのグループに分かれています。

クルロタルシ類には、現代のワニ類を始めとして、もう絶滅した古代ワニその近縁の生き物が含まれます。

 

鳥頸類のグループには、恐竜翼竜、そして現代の鳥類などが入っているんじゃ
恐竜博士

 

クルロタルシ類は三畳紀の時代、地球の支配者的存在でした。

三畳紀後期には、陸上性水中性草食性肉食性など、現在のワニ類に比べて多種多様な種類が存在していました。

 

そんなクルロタルシ類ですが、三畳紀末期に大半の種類が絶滅してしまいます。

三畳紀末期になると火山活動が活発化し、それに伴い気温の上昇など環境変化が起きました。

それが原因で大量絶滅が起きたといわれています。

引用:恐竜の話題

赤ちゃん恐竜
プレストスクスも、この時に絶滅しちゃったのかもしれないのか

 

プレストスクスの特徴

プレストスクスは4足歩行で、その姿は現代のワニに似ている姿でした。

しかし、ワニとは胴体と足の繋がり方が異なっているんじゃ
恐竜博士

 

現代のワニは、体の横から足が出ており、お腹を引きずるように歩きます。

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それに対して、プレストスクスは体の下に向かって足が出ており、体を浮かせて歩いていました。

Prestosuchus.jpg

引用:Wikipedia

赤ちゃん恐竜
足の繋がり方は恐竜に近い感じだったんだね

 

 

プレストスクスの大きさや重さは?

プレストスクスの全長は4~5mで、体重は不明です。

プレストスクスは、三畳紀後期の主竜類の中では最大級の大きさの生き物でした。

白亜紀の恐竜に比べれば小さいですが、三畳紀に現れ始めた恐竜は小型のものがほとんどでした。

引用:恐竜の世界へようこそ

そんな中でプレストスクスは強者となる存在で、恐竜はその影でひっそりと生きていたのです。

 

プレストスクスの餌は?

プレストスクスの食性は肉食です。

プレストスクスの頭骨の化石は1m程もありました。

その大きな口と、肉を食いちぎるのに適しているノコギリ状の歯で、獲物を捕食していたといわれています。

引用:雑学ミステリー

赤ちゃん恐竜
かなり獰猛な生き物だったみたいだね!

 

プレストスクスの化石の展示場所

赤ちゃん恐竜
プレストスクスの化石はどこで観れるの?

アメリカのニューヨーク州にあるアメリカ自然博物館で、プレストスクスの骨格標本が展示されています。

引用:mashup NY

アメリカ自然博物館の営業は、水曜日から日曜日午前10時~午後5時30分で、予約制となっています。

チケットは、オンラインで予約することができます。

アメリカ自然格物館公式サイト

 

日本にもプレストスクスの標本が展示されておるぞ
恐竜博士

日本では、国立科学博物館で観ることができます。

NMNC01s3200.jpg

引用:Wikipedia

項 目 内 容
展示物名称 プレストスクス
展示場所 地球館B1F 地球環境の変動と生物の進化 -恐竜の謎を探る-/1.恐竜の謎を探る/1.竜盤類恐竜の進化

引用:国立科学博物館 常設展示データベース

営業時間は午前9時~午後5時で、こちらも現在予約制となっています。

オンラインでの事前予約が必要なので、行ってみたい方はこちらからどうぞ!

➡国立科学博物館公式サイト

 

まとめ

プレストスクスについて解説してきましたがいかがだったでしょうか。

・プレストスクスはクルロタルシ類に分類されるワニと近類の生き物で、恐竜ではない

・プレストスクスの特徴は4足歩行で体を浮かせて歩く

・プレストスクスの全長は4~5mで、体重は不明

・プレストスクスは肉食

 

ワニと恐竜は進化の過程で枝分かれしていきました。

プレストスクスは、枝分かれした後の初期の頃の生き物なので、恐竜にも似た特徴を持っていたんですね。

ワニと恐竜の進化に関しては、以前アリゾナサウルの記事でも少し触れています。

興味のある方は、こちらもどうぞ^^

アリゾナサウルスの特徴|大きさや重さ、餌、鳴き声等を解説

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