引用:恐竜図鑑
プテラノドンといえば、大きな翼・大きなくちばしがトレードマークの翼竜で有名です。
メディアでも多数取り上げられている恐竜なのでほとんどの方がご存じですよね^^
「恐竜だからプテラノドンも肉食?」
「どれくらい体重はある?」
「鳴き声はどんな声?」
など気になることはたくさんあると思います。
この記事ではプテラノドンの次の点についてどこよりもわかりやすく解説していきます^^
・肉食?主食は?
・体重はどれくらい?
・鳴き声など生態について
では、さっそくみていきましょう。
目次
プテラノドンはどんな恐竜?
引用:白浜エネルギーランド
プテラノドンの姿や特徴などは説明するほどでもないと思います。
しかし、それ以上にプテラノドンってどんな恐竜なのか詳しく知っている方は少ないでしょう。
まずは、プテラノドンの生態についてご説明させていただきます。
プテラノドンは正確には恐竜ではない
ずっと恐竜だと説明してきましたが、厳密にいうとプテラノドンは恐竜の分類には当てはまりません。
プテラノドンは翼竜の種類のひとつであり、飛行能力を特化させて進化した爬虫類にあたります。
翼竜は大きく2種類に区分されています。
・ランフォリンクス類:尾が長く頭が小さい
・プテロダクティルス類:尾が短く翼と頭が大きい
プテラノドンはプテロダクティルス類に分類されます。
ランフォリンクス類の長い尾は爬虫類の名残ともいわれているようです。
中には飛べないなんて噂もありますが、本当はどうなんでしょうか?
↓ ↓ ↓
日本にも生息していた?
プテラノドンは約9000万~7500万年前に生息していました。
生息地域には北米やアジアが挙げられています。
なんとそのアジアの中に日本も含まれているのです。
実際、北海道でプテラノドンの化石が発見されたケースもあります。
空を飛行するプテラノドンなので、世界中を飛び回っていたのかもしれませんね^^
プテラノドンは肉食ではなかった
プテラノドンは一体何を主食にしてきたのでしょうか。
肉食のイメージがかなり大きいプテラノドンですが、肉食でなかったのではと考えられています。
そう考えられている理由が次の二つです。
・プテラノドンには歯が生えていない
・プテラノドンの胃袋の中から魚の痕跡が発見されている
くわしく解説していきましょう。
理由①:プテラノドンには歯が生えていない
まずひとつ目の理由が、プテラノドンには歯が1本も生えていないからです。
プテラノドンという名前も歯がない翼という意味からきています。
肉食となると肉をかみ切らなければなりませんので、歯が不可欠となります。
この時点で、肉食の線はかなり薄くなりますね。
理由②:プテラノドンの胃袋の中から魚の痕跡が発見されている
化石を調べた際に、プテラノドンの胃袋部分の化石の中に魚の化石も発見されました。
とても大きなくちばしをもっているので、ペリカンのように魚を丸呑みすることはプテラノドンにとっては容易いことでしょう。
こういった点から、プテラノドンは肉食ではなく魚を主に主食としていた線が濃厚であると考えられています。
驚きの軽さだった?
プテラノドンは翼を広げたときの大きさが約7メートルから9メートルに及ぶといわれています。
ちなみに7メートルがどれくらいなのかわかりやすくたとえを出してみると、ちょうどマイクロバスなどが当てはまります。
この時点でプテラノドンがかなり大きい生物であることがわかります。
では、重さはどれくらい重いのか気になりますよね。
プテラノドンの重さは15kg~20kgであったと考えられています。
「あれ?」
「7メートルもあるのに人間の子供くらいの大きさなの?」
と思われた方思います^^
低体重であることには以下のことが関係していると考えられています。
・魚を主食としていたため、脂肪がほとんどついていなかった
・空を飛ぶために翼を支える程度の筋肉しか必要なかった
・空を飛ぶ際に風にのるため、低体重が効率よかった
プテラノドンは空を飛び獲物を狩らなければならなかったので、効率よく進化をしていったことがわかりますね^^
鳴き声に関しては謎が多い
プテラノドンの鳴き声、みなさんはどんなイメージでしょうか。
高い鳴き声をイメージする方もいたら、低い野太い声イメージする方もおられるでしょう。
実は、プテラノドンの鳴き声に関してはほぼ0といっていいほど解明されていません。
その原因は声帯にあります。
恐竜などは化石の状態を調べて謎を解いていきますが、声帯などの発声器官に関しては化石に残りにくいのです。
とはいえ、まったく何もわからないままではありません。
恐竜の鳴き声については論文がたくさん発表されています。
いつか予想が確証へと変わり、なぞが判明される日はそう遠くないのかもしれませんね^^
まとめ
いかがでしたでしょうか。
・プテラノドンは主に魚を食料にしていた
・体重は20kg前後と軽かった
・鳴き声に関しては解明されていない
上記のことについて解説してきました。
日々専門家の方々のおかげでプテラノドンについてかなり具体的にイメージすることができるようになりました。
鳴き声や新たな新事実が発表されることを心待ちにしたいと思います^^